リサイクル親父の日記

第234話 再度のリサイクルショップ起業の時だ!

2011/04/14

大震災以来、俺は何としても再建、再興しようと思っている。
仙台の店は被害が少なかったので、ガソリン事情回復に合わせて再開している。
石巻店は水浸しだったので、商品、什器とトラックが全損してしまった。

だから片付け自体がまだ時間がかかるのだが、それ以外の大きな問題があった。
建物は何とか使えるし、従業員も無事だったが、資金の問題が立ちはだかっていた。
大震災1週間後に再建事業計画を練って、10日目にメインバンクに相談してた。

感触は良かったが、保証協会の取り付けなど数点のクリアが必要だったから、心配もあった。
先日了解の返事が届いた時には小躍りした。
それでも最終決済が出ないとと気を引き締めていた。

遂に、今日借り入れの手続きを終えて入金を確認した。
やっと大きなハードルをクリアしたが、同時に再建事業計画的にも大家さんへの相談も必要だった。
再建のスタートに着けた安堵感もあるが、それ以上にこれからの経営が厳しさを増すという現実を想像してしまう。

33歳で独立してから数回ほどの岐路があって、その都度決死の覚悟で進んでいた。
そして10数年前にリサイクルショップを起業した時は、若さもあって無我夢中で突き進めた。
ノウハウは無かったが余計に猪突猛進しかなかったので割り切りができた。

現在のリサイクルショップ業界は熾烈な競争が続いている、10年前とは全く違う。
だから、今度の再建の難しさは身が震えるほど分かっている。
老骨に鞭打って、歯を食いしばってやらないとならない。

今はノウハウを持っていいるので、それだけが頼りかも知れない。
それに、店を支持してくれるお客さんもそれなりに居るのも嬉しい。
そんな訳で再建というか再度の起業を本気に真剣にやろうと思う。

半年以上1年くらいは苦労が多いだろうが、それもこれも覚悟している。
儲けなんて考えないで、原点のお客さん主義でいこうとも思う。
薄利多売を目指して、労を惜しまずに身を粉にして、やるっきゃない!

(やるぞ、頑張るぞ!負けるな!前進あるのみ!!!!)
独り事を言いながら奮起する。