リサイクル親父の日記

第249話 少しは気を紛らわせてっと・・・

2011/04/29

最近旧友からアドバイスがあったのは、頑張り過ぎないように注意してということだった。
まぁ俺も人生経験が長くなってて、それに俺の場合は山あり谷ありって人生だったしぃ~~
その都度ストレスがいっぱい溜ったりしたから、解消方法は自己流で体得している筈だ。 

40年前にはヨットで遭難して九死に一生を得た。
船員として商船に乗った時にも台風に遭遇して3日3晩も激しい波に揉まれていた。
33歳でサラリーンを止めて起業したが直ぐに大損害を出して破産しかけた。

生きてれば難題やトラブルもそれなりに経験するが、対処方法がややっこしい。 
若い頃には自棄酒が多かったが、酒に弱い俺は二日酔いが辛くて、それでも自棄酒は止めれなかった。
40歳頃までには自棄酒も卒業したが、にっちもさっちも行かずにどうしようもなくもがいてしまうだけ。

幾ら突き詰めて考えても分からなくなると、それでも悩み続けているというか問題が頭から離れなくなっている。
夜も寝れずに二昼夜も眠れないでいると、その後は疲労困憊した脳は呆けてしまう感じがあった。
神経過敏で目だけギョロッとしてるが、口は乾き息は荒くて、その後に能が働かなくなってしまう。

そこら辺まで行くと諦めの心境も出るし、先がどうなろうと運を天に任せるしかないと考えられる。
数知れないトラブルや悩みことが俺を少し成長させたようだ。
経験は身に付くのかな、しなやかにセルフコントロールができることを今回実感できた。

プライオリティーを考えた、人命確認、次に店の被害把握、そして再建の道筋と資金確保など・・・
個人のことも店のことも同時に並行するのだが、順序立ててひとつずつクリアするようにした。
俺にとって一番悪いのは、数ある問題を一度にまとめて悩んでしまうことだったから、整理して順序を付けて、プライオリティーを考えたのだ。

四六時中悩むのも考えるのもイイことは無いと知っているから、時々気分転換をしていた。
考えないようにしても考えてしまうから、無関係なことに集中するとかをしたんだ。
旧友のアドバイスの通り、頑張り過ぎないようにも意識して取り組んだりもした。

震災直後にラジオで仙台駅前のアメ横がやっていると聞けば、1時間以上かけて自転車で行った。
冷凍カツを買い刺身で一杯やって、生きてる喜びを噛みしめた。
長蛇の行列に並んで「人定め」(人間観察)に精を出した。

昔は、松島のホテルのコーヒーラウンジで半日も海を眺めていたこともあった。
精神科医の秋山女史が言っている「気を紛らわせることが大切」って、全く同感です。
一服した後で考えたり見直したりすると、思いもかけずにイイ考えが浮んだ時もある。