2011/05/13
石巻市中心部の北側に、市が開発した第三セクター運営の賃貸ビルがある。
その新興開発地区一帯をビジネストモロータウンと称してる。
20年も経つんだろうけど、企業誘致もままならず、空き地や空き室が目立っていた。
石巻専修大学の近くでもあり、球場もあるから、市民は誰でも知っている場所だ。
最近は北上川に新しい橋もできたので45号線からも、三陸道インターからもアクセスし易くなった。
同時に女川方面にも市街地を通らずに行けるから、それなりに便利になっている。
税の優遇策を講じたりして企業誘致に躍起になっていたが、不況のこともあり、毎年のように分譲募集をしている始末。
とある都内の会社から撤退につき事務機の買取見積依頼が舞い込んだので久しぶりに行った。
あんなにガラガラしていた場所が、超混雑で車がだらけだったから、俺は腰を抜かした。
理由一、空き地に仮設住宅が建っている。
理由二、空き事務所を仮事務所として地元企業が入居している。
理由三、空き地に自衛隊の野営基地ができている。
震災の影響によって、それこれとこの場所を利用活用していた。
自家用車と工事関係車に社用車、自衛隊の車両などなどが各所の駐車場から溢れてしまい、路上にも連なっている。
近くの広大な更地が瓦礫置き場になったために、持ち込み平トラックが数珠つなぎで渋滞している。
津波で社屋が使えなくなった企業も多数ある。
再建のために仮事務所で業務を再開している。
海岸近くは地盤沈下でこれからは住居としては難しい。
どうしても陸地奥深くへ移転した方がベターである。
失われそうな海岸地に替わるほどに、石巻の場合は奥に土地があると思える。
超法規的に土地にかかる規制を見直してはどうなんだろうか?
石巻の地盤沈下した冠水地区を先日車で走ったが、ヒタヒタと海水が道路に浮き出す。
始めチョロチョロが、時間が経って来てビショビショに変わる。
遂には、チャプチャプとなるのだ、まるでホラー現象でとっても気持ち悪い。