リサイクル親父の日記

第287話 色が合わないから・・買って直ぐの勝手な女性?

2011/06/09

仙台市中心部の新築マンションは高級ということ。
どうして高級かと考えれば家賃が高い。
どうして家賃が高いかと考えれば、便利さもあり、管理に金がかかっているということだろう。

二重ドアーロックであり、コンシェルジェが常駐してるし、警備保障も抜かりがないなど・・・
至れり尽くせりというサービスにはお金がかかるという結論です。
建物もシックで通路も絨毯敷きだし、照明も適度な明るさで気分がイイ、など・・・

最近は入口から部屋への通路、又は玄関に段差が無いという特徴がある。
高齢者にもとても優しいし、暮らし易いということだろう、確かにストレスが全く感じられない。
荷物専用の大型エレベーターは俺らの仕事には最高に嬉しい。

荷物搬出口が建物裏側に設けてあるので、駐車場所に困らないし、仕事が快適にやれるのでいうこと無い。
それは全てコストがかかっているから、やっぱり家賃が高くなりますね。
住人も当然所得が多い人となります。

「ソファーを買ったんですが、色が合わないので要らなくなって・・買取して欲しいんですが・・」
部屋に置いたら、気に入らないからという理由は、ありそうであり得ない。
俺にはあり得ない、少々違和感があっても買った物を簡単に要らないとは言えない。

買う段階、選ぶ時に、それなりに検討してる筈だから、全く違うという訳じゃないだろうに・・
俺にはソファーが合っていると思えたしね、でも彼女は気にいらないと言う。
居間には一枚板で仕上がったアンティーク調テレビボードに円形ダイニングセットが置いてある。

それらは褐色で、更に椅子の座面は革張りの鋲打ち止め。
最近この高級マンションに引っ越してきたのだろうか、生活感が薄いのだ。
手にはブランドバックがピカピカに下がっているし、靴には大きなガラス玉が付いている。

フワッとしたブラウスにフワフワのスカートが膝を綺麗に見せる。
金があるという証しなのか、身のこなしも話すことも優雅に思えるから不思議だ。
査定金額を気にもせずに、「あ~助かったわ」そんな言葉を聞いた。

金は何処から湧いてくるんだろうと疑問もあるが、世の中には浮世離れした人もいるのだ。
こんな気ままな買い方をしたら、俺は直ぐに破産するよ。