リサイクル親父の日記

第292話 リサイクル活用の自己満足

2011/06/14

俺の本業だから商売から逸脱するのは宜しくないのは分かっている。
販売はお客さん第一でなければと考えてもいる。
俺の前を通過する品々を商売だと自覚して、己の欲望や欲求を封じている。

一つの言い訳は、自家消費の場合には新品を買うより安いから許されると考えている。
特に使い分けはしていないが、仕事着は普段着と同じ物で過ごしている。
衣類も着古して破れればお終いだから、その前に別な物を用意する。

そんな時にたまたま買取仕入れで、俺にサイズが合う物でデザインもそこそこであれば自家消費となる。
そんな案配だからリサイクルショップをやってからは、新品を買った記憶が本当に少ない。
衣類のみならず靴も帽子も、でも、流石にパンツはフィット感を求めるのでそうはしていない。

湯呑茶碗に皿やグラスや箸も・・・
萩焼、志野焼き、九谷焼、備前焼、輪島塗箸、店で売れ残っている物からチョイスしている。
骨董品もレトロな物も試している。

俺が使って感じていることをセールストークに役立てるためでもある。
実感したことは真実があり、説明する時にも自信が持てる。
最近の自家消費の一押しを紹介します。
ボダム社バビーナ ダブルウォールグラスって優れ物。

多数のギフト買取に混じってた物で、手に取っ手持ち上げると軽くて、まるで薄いガラスのフラスコって気がした。
しおりを見ると、ガラスが二重構造である。
内側に液体を入れると、液体が宙に浮いているのだ。

「耐熱ガラス グラスを持つ手の体温や外気による飲み物への温度変化を防ぐ・・・」とあった。
新感覚に興味が湧いたのと珍しさから使いたいと思う。
冷えたビールを注ぐと、黄金色のビールが細長い半円を逆さにしたように浮遊している。

飲む時も小さく湾曲していて、普通のグラスより口当たりが緩く優しい。
握っても指は冷たさを感じないし、時間が経ってもグラスに確かに汗をかかない。
赤ワインを注ぐのもイイ、アルコールがとっても綺麗に見える。

一種の自己満足。
でも生活に楽しさと潤いが湧くのも確かだ。
もっと自家消費に頑張ろうかな?