リサイクル親父の日記

第304話 事前の準備は、有難迷惑でもあり・・・

2011/06/26

1週間前に見積に行って買取がまとまったのだ。
2階建て1軒家で築数年、だから搬出はキズをつけないように気をつけないとならない。
俺は3人で行くことにしていた。

当日は交通事故があり、予定時間に間に合わなくなりそうだった。
電話をすると「う~ん、朝から準備して待ってるんだよ、分かった」と不機嫌な返事だ。
俺もどうすることもできずに焦る気持で運転するしかない。

10分・・20分と時間は過ぎてしまう。
・・30分遅れでやっと到着できた。
彼は家の前に立って待っている「・・おぉ~やっと来たな・・」ムッとした言い方だ。

倉庫に入れてあったスチール書庫や家の中に置いてあった事務机や椅子、ホワイトボードなどを早速積み込む。
彼は家の1室を事務所にしていたらしい、だから事務機類がそこそこある。
ミ―ティングテーブルは足を取り外してあったし、組立式の物はバラしてあった。

上下重ねの本棚が何と横倒しになって置いてある。
高さが高過ぎて立てて置けずに横にしてあるのだ。
無理やりその室に押し込んだようでもあった。

新しい家だったが家具は一点だけある。
2階に幅1.5mの洋タンス、これは分解しないと階段を下ろせない。
家を新築して、ある時から事務所も移したのだが、それでも事業は失敗をしたようだ。

家を売って借家に引越しをするが、入りきらないという訳。
せっかちな性格で先走って準備をするらしい・・・
段取りが良くてイイこともあるが・・・

俺は物の引き上げの時にスムーズに行くから喜んでいた。
・・が・・・
横倒しの本棚に手を掛けると、ガラスのヒンジカバーが剥がれ落ちる。

カバーの内側に白いボンドがべっとり付いている、ボンドは全く乾いていない。
2階の洋タンスを分解してると、中央のチェストの分割部に木工の脱落ヵ所が見えた。
「あれぇ~この間は問題無かったのに~~」今度は俺が攻勢に出た。

「色々よ・・準備してたんだよ・・遅いからさ!」
何ともふてぶてしい物言いで開き直っていた。
準備は良いんだけど、壊されてはねぇ~~、だ か ら 会社潰れるんだよ、心で思った。