リサイクル親父の日記

第310話 セキュリティー、過ぎたるも及び過ぎぃ~の如し?

2011/07/02

仙台市青葉区の中心部に超高層でとっても立派すぎるマンション。
リサイクルショップという職業柄のため、色んな所に出向くから、これが面白い。
俺には一種の観光でもある、普通には行けない場所だったり経験だったりするからね。

デバガメではないけれど、好奇心は旺盛なので、ケースバイケースでの楽しみをするのが俺流。
若い頃から仕事には熱心に取り組むことを心掛けている。
その為には兎に角、真剣に熱中してやってみる。

すると、あ~ら不思議、何らかの喜びとか楽しみを発見できるのだ。
だから嫌な場合でも不愉快な時でも、何らかを見つけようと少し客観的に引いている俺がいる。
マンションの裏側に駐車場出口があって、且つ、荷物用出入り口があるから、俺はそこにトラックを止める。

グルーッと建物に沿って正面玄関に出て、エントランスに入ってインターホンを押す。
応答があって入口ガラス戸が大きく開く、中に入って広いフロアーを過ぎると、又してもインターホンがあるのだ。
要するに二重のインターホンとガラス戸という訳。

でも、その仕掛けを知らない俺は、エレベーターから出て来た人が開けたガラス戸に潜り込んでしまう。
エレベーターが前後に4基あった、一番早く開いたものに入って階数を押す。
点灯する筈のランプが点かない、もう一度押すが点かない。

まさか故障!?
こんな立派なマンションであり得ない、でも、点かない。
待てよ、内側のインターホンを押さずに入ったためかと疑う。

そこで一旦ガラス戸から出て、再度インターホンを押して、やっと俺にとっての難問をクリアできた。
買取した洗濯機を台車に乗せて、今度は貨物専用のエレベーターで降りるのだ。
通路の内側のドアーを開けて大きなエレベーターに乗れる、これは大変やり易い。

1階に降りたのはイイのだが、同じドアーが数カ所にあって、どれがどれだか分からない。
ドアーは一度過ぎればオートロックな筈だから、俺は半開きにして出口を窺う。
数回繰り返して予想してたら、別なドアーから引越し業者が入って来た。

その先が外だと分かって、俺はやれやれとセキュリティーの過ぎたるマンションを脱出できた。
相当昔に流行った迷路を思い出したよ。
これは近場の観光だと思えば、又楽しからずかな?