リサイクル親父の日記

第328話 オヤジ狩りの標的だよ、俺ってさ!

2011/07/21

国の赤字が1000兆円に迫ろうとしている。
大震災の復興費用も莫大に要るだろうし、社会保障費の不足も深刻だ。
消費税が近い内に上げられるだろうが、それでも焼け石に水なのだろう。

タバコの大幅値上げは去年の秋だったが、最近も再度タバコ増税が囁かれている。
そして酒税も上げざるを得ないといったことが聞かれる。
野田財務大臣は「・・・オヤジ狩りのようなことは・・・・」と話していた。

40年近く吸っているタバコ、過去に一、二度禁煙を考えたことがあったが、禁煙の理由が俺には分からなかった。
健康を害するからダメだということは、元より分かっている。
最近は他人に迷惑をかける、しかも、その人たちにも有害だという理屈には心が痛む。

20年前、仕事もどん底状態で生活費にも支障が出てた。
当然、小遣いは無いが如し、ホントに金銭的に苦しい時がああって、節煙に必死に取り組んだ。
値上げで税金を多く摂られて、それで日本の財政が救われるのならば、それはそれでも構わない。

害だ、迷惑だ、悪いとそしられても、日本の財政を救っているという大義名分が成り立つのだから。
酒税が上がれば、一段と焼酎に第三のビールへと低価格へシフトするだけである。
それに輸入洋酒が昔と比較すればバカみたいに安いでしょ?

ジョニクロ1本1万円だったことを思い出せば、今はとっても有難いということだ。
嗜好品を増税対象にするなんて姑息なやり方でしか財政を語れない政治が情けないなあ。
極最近ある投資家が、近近、円が暴落するだろうと予測していた。

俺は、日本の産業の空洞化が進んでいるし、財政赤字が膨大だし、だから、円暴落論を支持せざるを得ない。
俺の商売、リサイクルショップは直接的には為替には左右されない。
日本の景気や輸出力が悪化すれば、巡り巡って商売も低迷するのだろう。

ジワジワと国際相場で動く食料は値上がりしている。
そんな近い将来をどのように生きるかという思案をしたりする。
円が1ドル360円固定相場だった頃、ジョニクロは飲めなかった。

牛肉も高くて食えなかった。
その頃、農家はそれなりに成り立っていたね。
自由主義経済、市場主義って功罪両面ある。

そんな時代には戻って欲しくないね。
裏と表、長所と欠点、イイ面と悪い面、どっちがどっちかは誰にも分からないかな。
ダラダラグズグズと中途半端に時間が経つ、それが日本の民主主義かも知れない、この頃切実に思っている。