リサイクル親父の日記

第329話 地割れに家の傾き・・・そりゃ、恐いわ

2011/07/22

仙台市青葉区の折立(おりたて)という場所が地震で相当酷いとは知っていた。
仙台市中心部から長いトンネルを抜けると左手側に山が迫っている。
坂道を登って5~6ブロック進み左折して目的の家を目指した。

すると路面が凸凹してるし、その先が赤白バーがあって進入禁止なのだ。
仕方なく元の道路に戻って、更に2ブロック上に出て左折して進むが、その先にも赤白バーである。
トラックを止めて、歩いて道路状況を確認して、迂回を数度繰り返してアプローチする。

その2次元的な傾斜地は2~30軒が建ち並んでいた。
道路がボコンバコンと波打ったり、パックリ断絶したり、ノリ面もグワ~ンと割れていたりする。
震災直後に枝野官房長官が視察してたのは、この辺かなと思い出したりした。

道路を挟んでお寺の山のある目的の家は直ぐに分かった。
約束の時間より早く着いた俺は、道路にトラックを止めて敷地に入って行った。
道路からは気づかなかったが、家の玄関から縁側にかけての10mくらいがバックリと地面が裂けているのだった。

基礎のコンクリートが一部空中に浮かんでいて、見てるだけで気持が悪い。
家も全体に後ろ側に傾斜しているし、且つ、右下側にも傾いている。
縁側のサッシ戸には危険の赤紙が貼られている。

もうとっくに引越した後なので、中を除いても何も無い感じがする。
家の並び上下数軒を調べるが、みな赤紙が貼られている。
地震で家が壊れるだけではなくて、地盤から崩壊しているという現場である。

津波の被害は、見た目で一瞬で分かった。
ここは真近に近寄って初めて分かるのだが、その時の驚きは愕然とするしかない。
様々な現場を見たが、これはこれで又悲し過ぎる。

後から到着した夫婦に聞いたら、
「わたし、家に居たの、とっても怖かったの、だって、庭が目の前で割れて裂けたんだもの!」
そりゃ、恐いわ・・俺も買取現場で駐車場が裂けるの見ているから、あの時を思い出した。

「直ぐに近くのアパート借りたけど、これからどうなるのか全く何も決まってないのよ」
今後の不安が胸に浮んでいるのだろう。