リサイクル親父の日記

第339話 ダブルブッキングは俺のせいか????

2011/08/01

去年買った物がほとんどの品々、これは最適な買取です。
引越しで実家に帰るんで要らないとなれば、喉から手が出るほど欲しくなります。
「分かりました、買取できますよ、ところで日程はいつご希望ですか?」

「引越しが29日の午後ですから・・・29日の朝か28日って大丈夫ですか?」
生真面目に自分の予定を言って、店の都合も聞いてくれるから有難い。
「それでは当日では慌ただしいでしょうから、28日の午後でどうでしょうか?」

「すいません、それでは28日でお願いします」
俺と彼女は実にスムーズに打ち合わせることができた。
次の日に彼女から電話が入る。

「28日にお願いしてましたが、29日に変更して欲しんですが・・」
「そうですか? 時間は同じで、29日に変更します」
俺はいつものようにカレンダーに28日を二重線で消して、29日に新たに記入した。

28日に別件の買取に出ていた。
店から電話が来て、29日の人から、今日の28日だったでしょ?って連絡があったという。
明日長野に引越すから今日じゃないと困るって、泣きついているという。

現場で俺は少し混乱したが、彼女の事情は理解できるし、作業を急いで戻ることにした。
時間は大幅に遅れることになったが急行した。
俺を見るなり凄く安心したのか「ハァ~、良かったわ、本当に助かります」

その一言を聞いたら、日程の違いについて問いただしたり、弁解したりする気が削がれてしまう。
それよりも何よりも一刻も早く買取作業をしようと思った。
冷蔵庫、洗濯機、レンジ、ジャー、ドレッサー、チェスト、などなど・・みな良好である。

「・・自転車もイイですか? 2台ですけど・・」
「えぇ、勿論」彼女の持ち物であれば見なくても問題の無い良品の筈だ。
積み込み終えて支払いをして店の戻る。

どれもこれも全部掃除がしてあって、そのまま陳列販売できそうだ。
そんなしっかりした彼女が勘違いをするだろうか?
すると、すると俺がダブルブッキングしたってこと?