リサイクル親父の日記

第343話 骨董のセリに売りに行きましたよ

2011/08/05

リサイクルショップが主なので、骨董は従って感じで取り扱っています。
俺はヤング志向や最新デジタル志向ではなく、むしろ逆行してしまっている。
俺の感性が最新製品に追い付けなくなっている。

或は、俺自身が生活の中であまり必要性を感じなくなっているようだ。
同時にリサイクル品と一口にっても多種多様多品種を扱うし、更に骨董品となると・・
それらの品々を同等に憶えたりするのは、ハッキリ言えば難し過ぎるのだ。

だから無限に近い品々の中から自分に合った物、分かり易い物、扱い易い物をチョイスした方が効率がイイ。
ところが集めた品々が必ずしも販売ができるとは限らないのも現実。
趣味嗜好品の骨董品は単に価格ではなくて、お客さんの好みが第一となり、売れない物はいつまでも売れない。

そこで溜まりに溜まった品を不良在庫してても無意味だから、時にはセリで捌くのである。
以前は捌きに行った筈が、逆に仕入れが大きくなることがシバシバあった。
ミイラ取りがミイラになってしまったという笑い話を実演してた。

今回は絶対に仕入れしないぞと固い決心の元に出かけた。
その骨董のセリが初めて参加したのだが、会主とは顔見知りで、歓迎という社交辞令を示してくれた。
売り順を一番目にしてくれたのは本当にありがたかったし、参加者も早い順の方が意欲が強い。

物の値段はケースバイケースであり、時々と参加者の顔ぶれと嗜好と志向によってぶれるのだ。
俺の感覚では2千円くらいと思っていても、競り合うと4~5千円にもなったりする。
1万円くらいを期待してても、2千円の発句で誰の声もかからないこともある。

仕入れは、特にセリでの仕入れは実に難しいと思っている。
リサイクル品の場合は実用品なので、セリで仕入れて売れない場合には値下げをすれはいつかは売れる。
しかし骨董品は先の通りそうはいかないから、そんな思いをする、損な思いなのだ。

思いを切って、思い切って損をする場合が往々にしてある。
それでも幾ばくかのお金になると諦める。
だから、今回は売るだけに徹する。

乗用車に満載した物を売りつくして、日当プラスアルファ程度ではあったが、不良在庫処分は果たした。
そして、最大の目的、セリで買わないということを初めて成し遂げた。
ウズウズする買いたい気持ちを耐え忍ぶという経験を今後も活かさないといけないかなぁ~~