リサイクル親父の日記

第349話 CD、DVDレンタルショップの如くに・・・

2011/08/11

某放送局関係者の転勤引越しの買取に行ったんだ。
その社宅は数年前にも買取で行ったことがあったので、地図を調べた時に思い出した。
この時期の転勤も大変だろうなと思うのは俺だけだろうか。

真夏は兎に角気温が高いから、チョッと作業するだけでも大汗が出る。
2LDKだから40歳くらいの夫婦には十分過ぎる広さである。
駐車場に着くと、引越し屋のトラックが2台とブルーの作業着姿の人が4~5人居た。

トラックから台車や毛布の資材を取り出して準備をしている。
俺の買取先なのかと思いつつ、彼らの前を横切って部屋に向かう。
しかし、依頼者の引越しではないと直ぐに分かった。

依頼者は1階だが、彼らはもっと上の階に階段を登っているのだ。
玄関を入って廊下を2~3m進むとT字に分かれる、そこを左に進むとリビングに和室という間取り。
多分、右方に寝室やベスやトイレという配置だろう。

俺は目を疑った。
リビングの壁にはオーディオやテレビがギッシリ、ビッシリと配置されている。
各種デッキ類に大型スピーカー、俺には見ただけでは分からない機器類もたくさんある。

和室には間近い引越しのための準備をしているから、段ボーづ箱が僅かな隙間を残して並んでいる。
詰めてガムテープで閉じられているものや口が開いているもの、折り畳まれているもの。
ある意味で一般的な準備風景だが、又しても、俺は目を疑わざるを得ない。

CDやDVDなのだが、その部屋中の全てがそれらなのだ。
数段積み上がっている段ボール箱も、きっと同種に違いないし、口の開いている箱は全てそれだ。
「洗濯機はベランダです、そこから入れましたので・・・」

ベランダの柵の高さは1m以上あるし、柵を越して出すとしても、1階であっても危ない。
「そうですか・・でも危ないから・・中を運びますから」
そして、段ボール箱を移すしてスペース確保に努める。

詰まった箱って凄く重いもので、俺は腰を落として持ち上げた。
何とか運び出す通路を確保した。
そして洗濯機を運んだら、とっても軽くて楽ちんだったよ~~