リサイクル親父の日記

第352話 イイ友達だね、大切にしなくちゃ

2011/08/14

歳の頃30歳代の女性の2人組。
スーッと入って来たと思ったら、中央にあったダインニングテーブルセットの前で立ち止まった。
背の高い彼女がどうやら気に入ってしまったらしい。

二人で暫く相談してると思ったら、ツカツカとレジに小走って来た。
「あの~ダイニングセット欲しいんですが・・・配達してもらえますか~?」
「えぇ、配達しますが、有料になります、何処まででしょうか?」

「多賀城のXXです、大丈夫ですか?」
仙台市の隣、多賀城市は最低でも30分以上、地区によっては小1時間かかるのだ。
「そこは1回X千円かかりますね、1点でも数点でも、1回の配達料です」

返事をせずに頷くだけで、彼女は友達のいるダイニングセットに戻った。
そして二人で又しても相談や協議をしている。
次に「すいませ~ん、ちょっと・・」と呼ぶから、俺は決めたのかと思って向かった。

今度は友達が聞いてきた「わたしの車に積めるかしら、外の軽ワゴンですが・・・」
入口から軽ワゴンを確認した俺は「積めると思いますよ・・積んでみましょうか?」と提案する。
彼女は友達を見ながら「無理よ、無理・・それに車に傷つけたら・・配達してもらった方が・・・」

「何言ってるの、勿体ないでしょ!せっかく安い買い物なのに!」と友達が彼女を叱る。
「だってぇ、悪いわ、そんな~~」と優柔不断と友達に気を使い過ぎている。
俺と友達は先ず積むことを優先した。

白木の円形のテーブルを逆さに積み、天板裏面と脚の間に回転式椅子を押し込んだ。
1脚、2脚、3脚と意外に簡単に収まったのだ。
所々が車の内側に接しているが問題なく積めていた。

彼女は側でオロオロしながら作業を見守っていた。
そして時々、「悪いわ~」「車が可哀そう」などと呟くのだ。
「積めたし、配達料もいらないし、イイから気にしないで」と友達は彼女に話していた。

その後に彼女は支払いのためにレジに来る。
「イイ友達だね、あなたのことを一生懸命考えてくれてるよ、大切にしなくちゃ」と言った。
「そうです、親友です・・いつも助けられているんです」としみじみと返してきた。

真の友達はイイものだと感じた次第。
損得勘定を抜きに純粋な気持で、助け合い協力し合う姿は傍目にも麗しいぜ。

15日、16日はお盆休みです、17日にブログをアップします。