リサイクル親父の日記

第354話 オペレーターさんですか? とっても丁寧な受け答えですね

2011/08/18

職業病と言ってしまえば大袈裟だろうか?
誰しも仕事で覚えたことが日常の生活での出たりはするけど、それにも限度はあると思う。
電話でのやりとりなので、その女性がオペレーターかどうかは俺の想像の域を出ない。

リサイクルショップの買取で何度も経験したから、その時に直感的にオペレーターと考えたのかも知れない。
広い事務所に長机が並んでいて仕切られていて、電話器が必ず置いてある。
何十人も、或は百人以上もオペレーターがいる、それは驚くほどに壮観な眺めだった。

仙台のそんなコールセンターが浮き沈みしてて、撤退もかなりあるようだ。
彼女の第一声は「買取に着きまして少し確認したいことがあるのですが、よろしいでしょうか?」
澱みなく流暢で、そして、一定の音程で落ち着いた話振り。

「品物はパナソニック冷蔵庫でして、2ドアーで2010年製ですが、他に何かお聞きしたいことはございますか?」
俺はそつのない説明と機械的な声に呆然としていた。
「場所ですか?仙台市青葉区XXXです、駐車場は1台分はあります、管理人に伝えておきますのご安心ください」

買取依頼の場合は、俺の方で聞きたいことを質問してから、色々答えてもらうのが一般的なのだ。
彼女のように先行して答えてもらえるのは大変手間が省ける。
だから話は直ぐに終わってしまう。

呆気にとられてしまった俺は「ハイ、大変分かり易くて助かりました、後日よろしくお願いします」
ベテランオペレーターは苦情処理も経験してるだろうし、いちいち感情移入もしてられないだろう。
説明も簡潔で分かり易く、そして素早く済ませるように指導を受けているだろう。

電化製品やPC、ネットプロバイダーなどで何度か電話したことがある。
非常に分かり易い場合もあるし、まるで俺の目の前に居て手取足取教えていると感じたこともある。
クレーム的な場合は非常に機械的で冷たく突き放されていると感じたこともある。

コールセンターで買取見積の時に、終業した人たちがパラパラ帰る場面があった。
先程まで電話機に向かって丁寧で流暢に説明してた人たちが、180度切り替わるのだ。
それが普通だったから別段不思議には思わなかった。

だから今回の彼女が俺には変な感じがしてならない。
ヘンなオネエサン♪、早く普通に戻ってよ。