リサイクル親父の日記

第368話 遅れた支援、家電一式はどうなる?

2011/09/01

被災者に対しての支援の方法で疑問を感じていることがある。
半壊や全壊で住居を失くしてしまい仮設住宅や別場所に引越した人たち。
かれらに対して支援物資の家電一式が届いている。

他の支援物資も様々あるようなのだが、この家電一式が上手く活かされたないのだ。
3月11日から半年経つが、支援物資が現在も配送されている。
被災者が支援要請してからしばらく経っている。

仮設住宅には入居時に支給されていたから別に問題は無いかも知れない。
それ以外でアパートや借家を手配した人たちが大勢る。
地域や地区によって支給時期が大きく違うために問題が起きている。

当然かれらは生活必需品なので、引越した時に新品や中古を購入していた。
今現在は生活に支障なく過ごしている。
そこへ冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、テレビ、テレビ台、ジャー、ポットがドンと届けられる。

もらった人も全部不要となることは無い。
テレビは使うがテレビ台は不要だとか、要するに一部や半分は要らない場合がある。
余った物を家族や親戚、友人に譲ったりと融通したりする場合もあるだろう。

ある男性は、テレビは使うが他は全部いらないと買取を依頼してきた。
別の夫婦は、冷蔵庫と洗濯機は入れ替えするのも面倒だからと買取を希望していた。
支援はとってもイイことだし、義援という行為も素晴らしいことである。

その善意の義援金を有意義に使って欲しいし、真に被災者のためになるように考えて欲しい。
今回の家電一式を支給するという方法は間違ってはいないと思う。
必需家電商品券というような形であればもっと良かったと思える。

被災者が買い揃えた後でも、更に別な家電を購入できるようなシステムだ。
もう少し深めれば、単に商品券という形でも良かったんじゃないかな?
多分、もう少しそんな事情の家電の買取があると思う。

配達が遅くなるほど、余った家電になってしまう。
遅きに失したということだ。
でも大多数の被災者が大助かりしているのは事実です。