リサイクル親父の日記

第373話 ど、どうしましょ?無理はできないし・・・

2011/09/07

リサイクルショップとしては電話は大切だ。
買取依頼は95%以上が電話でのアプローチだろう。
常連さんとか近くの人は店に来て申し込む場合もあるが、%としては低い。

だから営業中の電話は優先して取るし、店内のお客さんを待たせてしまう場合も多々ある。
珍しく輻輳する場合、例えば買うお客さんと売りに来てる人と質問をするお客さんが重なること。
人々の常というか慣習的に、電話が鳴れば少し待つのは我慢してもらえるようだ。

俺も誰かに電話あれば、じっと電話が終わるのを厭わないし、それが常識だと思っている。
電話が鳴ったから受話器を取ると、プツンと相手が切ったのだ。
間もなく再度電話があった、ディスプレイを見ると同じ番号に思えた。

彼女は「買取について聞きたいのですが・・」暗くオドオドした感じで話してた。
俺のひと通りの説明を聞くと「・・そうですか・・」と低い声で言って電話を切ったのだ。
前回より長く間があって3度目の電話がきた。

買取品を聞いて、何とかなりそうだったから最後に住所を聞いた。
国道45号線辺りで仙台市宮城野区原町XXXは、一通だったり道路が狭かったり、逆に45号線沿いであれば交通量が膨大なのだ。
だから俺は確認した「そこは駐車場ありますか?2トントラックなんですが?」

「?・・えぇ~? あ ります~」と非常に頼りない返事だった。
電話を終えて俺は地図を調べたら、案の定、45号線沿いでマンションには駐車場が無いに等しい状況だ。
俺は天を仰いだのだが、3人で行く品物でもなく、利益など出る物でもないのだ。

リスクは冒せないし、人数をかけて損もできない。
こんな場合には、やむを得ずに断るしかない。
或は、電話で見積した内容の変更を伝えて了解してもらわないとならない。

だから直ぐに彼女に電話をした。
呼び出し音が30回しても応答が無い。
夕方から数回、夜も数回かけたが応答なし。

翌日も朝から昼から夕方も夜もかけたが・・・
こんな時には、どうしましょう?
本当に困ってしまい、俺はハガキを出したけど。