2011/09/22
偶然の再会に驚いたことがある。
俺がリサイクルの仕事をするズーッと前、30年ちょっと以前の仕事上の知合いだ。
仕事上で約10年ほど付き合いがあった。
彼はあるメーカーの営業で、俺は買う立場だった。
だから当時は業界のゴルフコンペに一緒に参加したし、彼がシングルプレイヤーで俺はハンディ20って感じであった。
その後に俺は独立して、全く別な道を歩む。
ある日の朝、仙台太白区長町の地下鉄駅前で買取の時間調整をしていた。
通勤で急ぐサラリーマンが大勢向かっているな中に彼らしい人を見つけた。
彼も慌ただしい足取りだったが俺を見た、そして、近づいた時に互いに会釈を交わした。
名刺交換だけで別れたが、その後に電話をもらうことになる。
長町の新築マンションに入居していて、彼は住人の役員に選ばれたいた。
放置自転車の引き取り依頼をしてくれた。
以来、毎年自転車の引き取りや、彼がコンペでもらった賞品を譲ってくれたりという関係になる。
大きな違いは、彼が仕事を出す立場で俺がもらう側に逆転したことだ。
しかし俺も彼も立場を超えた関係は昔と変わりはない。
「地震で扉が閉まらなくなったタンスがあるけど・・・」
その始末の依頼があった。
当日は例の如く彼はコンペで不在。
奥さんが応対してくれる。
「タンスの上に置いた物を取り除いたら、閉まるようになったのよ、それで、婚礼家具だし・・・」
「それは良かったですね、是非これからも使った方がイイですよ」
俺の意見に彼女も同調したが、というよりも思い出の大切なタンスだから使い続けたかったのだ。
俺は仕事は減ったがそれは問題ではなかった。
無駄足だったかもしれないが、使える物は長く使うべきだと思う。
ひょんな出会いで復活した旧交がこれからも続きそうだ。