リサイクル親父の日記

第393話 まぁ、ちょっとした登山かハイキングよ

2011/09/27

今朝の買取は階段だらけだった。
仙台市青葉区八幡という場所は国道に面した平地だが、国道の北側は有名な神社のある山がある。
だから国道から少し入った登り坂のマンションは斜面に建っている。

トラックを歩道に半分乗せてお止める。
傾斜を少し上がって、更に階段を数段上って一階の床面だ。  
古めで大き目のマンションはエレベーターは無く、階段は建物中央だ。

その階段を3階へ上って、その奥の端に309号室だ。
冷蔵庫、洗濯機、ソファー、PCデスク、ミニコンポ、ガステーブル、椅子などで点数が多い。
台車は使えないから手で持って何度も上がったり下がったりするのだ。

涼しくなったので気温は低いが、それでもビッシリ汗が出る。
次に向かったのが青葉区堤町で直ぐ近くに社会保険病院がある。
ここも急勾配の坂だ。

アパートはそこから狭い道を少しのぼるのだが、生憎トラックでは入れない。
広い道路に止めて、斜面に建つ民家の脇の細いコンクリート階段を登るしかない。
50~60mの距離がある、それから2階の部屋に行くのだ。

「あの~買取品が増えたんですがイイですか?」と彼は言う。
大物はソファーベットだったが、その他の物は細々してたが、どういう訳か数量がかなりある。
一度に2~3点しか持てないが、長い階段をどれだけ行き来しなければと思うと・・・

でも仕事だ、儲かる仕事だ。
品々は良品がたくさんあるし、こんな機会は滅多には無い。
商売人としての根性がしんどさを凌駕する。

こんな時には運ぶ全貌を考えないようにする。
毎回を転ばないようにしっかり運ぶことだけを考える。
それを繰り返すだけ・・・

やがて太腿が、ふくらはぎがプルプルしてくるんだ。
明日か明後日かきっと身体にきいてくるという予感を覚える。