リサイクル親父の日記

第399話 途切れる電話でしたが・・・どういうことだ!!

2011/10/03

リサイクルショップは買取が大事な仕入れでもある。
店に持ち込みのあるし、出張する場合もある。
依頼だけで出張する訳にもいかないから、どうしても品物について訊ねることになる。

電話をして依頼をする人は、何をどう説明していいのか迷うのが常である。
だから俺は質問をどんどん投げて、その説明で想像をして、そして行くかどうかを判断する。
これは俺だけじゃなくて、一般的に誰でもがやっているのではないだろうか。

電話を取ったら、ブツッと切れたしまった。
直ぐに同じ番号から入ったので取ると、今度は通じたが途切れ途切れである。
ケータイは電波が弱いと通じにくくて途切れることは良くあるが・・・

「買 取・・・ベット・・ソファー・・電化 製 品・・も・・いろ・・いろ・・あ・・・」
相手は女性で一気に説明してるのが、飛び飛びにしか聞き取れない。
「電話が途切れてます、ベットですか?どんなベットで何年前の・・・」

一品毎に数回繰り返しながら聞かないと全貌が分からない。
その結果、相手がしつこく感じたかもしれないが何度も聞いて把握するしかない。
更にその結果、10年前のダブルベット2台、電化製品と判明した。

「10年前では買取はできませんが・・・」と断った。
俺としては普通のやり取りをしたと思っている。
5分後に同じ番号で電話がきた。

「えっ!どうゆうことだよ、かみさんがよ、さっき電話でな・・・
(凄い剣幕の男の声なのだ)
・・何でも買うんじゃねぇのかよ!・・さんざん説明させやがってよ・・・

(それは確認しただけでしょ)
・・どうなってんだよ、お前の店は」
「すいませんでした、聞き取り難かったもんで、気をつけます」

俺は言いたくもない謝罪を言ったが、その声は女性の側で聞こえた声でもあった。
稀に、買えないので断ると逆切れされる。
他所の店でも断ら続けて苛立っている人もいるが、問題は売れない物は売れないという事実だ。