リサイクル親父の日記

第401話 オッ、最新モデルじゃん!!久しぶりぃ~~~

2011/10/06

先日の日曜日午後3時頃の出来事、しかし喜んでいいのか悲しんでいいのか分からない。
少し寒い日で半袖はもう無理で、ほとんどの人が長袖、或は重ね着する気温だ。
朝の買取に行った帰りには運動会をやってる小学校も見かけた。  

店の中は寒からず暑からずでちょうどイイ感じだから俺は張り切っていた。
買取も良品だったし、今日は期待できそうな予感が湧いていた。
俺の感は当たる時もあるが外れる方が多いから・・・今日は見事に外れてしまう。

予想は確率が高いけれど、感は全く当てにならないのである。
予想の場合はデーターがベースになっているので、データー把握が正しいほど予想も近い。
そんなことを考えながら暇な時間を過ごしてた。

パラパラのお客さんを迎えて、いつものようにボーっとしたりしてた。
若い男が店に入るなり、レジの俺の方に一直線で向かってきた。
小さな紙袋2つを持ち上げて、「買取してくれますか?」と言ってきた。

俺は顔をグイッと上げて彼を下から見上げて、「何ですか?」と聞く。
「デジカメ2つ、ソニーのデジタルウオークマン、それにアップルのナノです」
カウンターの上にそれらを置くと、どれもが新品って感じを受けた。

「エェ~? 新しいじゃん、本当に売るの?」俺は念を押す。
「さっき、別な店・・セOンドスOOリーとXXXXに持って行ったら、3時間待ちだって言うし・・
直ぐ近くの店は若い人向けの物はやらないって・・・それで前に来たことあるかここへ・・・」

花の日曜日は他所の繁盛店は大賑わい、しかし、三流、四流の俺の所は閑古鳥・・・
これは凄いショックなのだが、しかし、随分前からこの傾向はあるので・・まあ、仕方がないが・・
それに若者は俺の店には見向きしないのが普通であろうとも感じている。

7~8年前から若者向け商品が減少している、他所の店、ライバル店に買取が集中しているのだ。
手をこまねいているのではなくて、勝てない競争をするのは無駄だし徒労も大きくなる。
だから減るの物は諦めている、その分の残り物での生き残りに賭けている。

その辺の戦略は時々ブログに愚痴のように書いているが・・・
話を戻して、「使い方は分からなどうしましょうか? 値段は今、ネットで調べるが・・・」とブツブツ呟く。
「・・新しいのでると試したくなって・・でも、それだけで飽きちゃうんだ、試しただけですよ」

何処かで盗んだ物ではないようだ。
こんな見方は感に等しい、でも盗品だと後後警察沙汰になって面倒至極である。
「最近、泥棒が多くなっててね、刑事さんもしょっちゅう調べに来るんだよ・・特に新品はね」

彼は「ウン、俺はちゃんと買ったんだから、大丈夫だよ」と主張した。
そんな流れで買取をしたが、最新のデジタル製品は久しぶりだった。