リサイクル親父の日記

第412話 あぁ~~っ間違ったが、結果は最高ってか

2011/10/17

どんな商売や出来事においても気分がイイってことがある。
リサイクルショップで気分がイイってことはどんな時だろうかと考えてみた。
売上がイイと普通に気分はイイが、同時に不安も増大する。

売れた物は売場から無くなってしまい、翌日に売り物が少ないという不安が出てしまう。
次に、長期滞留品が売れたりすると、「やったー」と心で叫んだりできる。
でもこれって運でもあるしラッキーなだけだ。

俺としては欠品が出ない売上、バランス良く買われて全般的に欠品が出ない売れ方が好ましいのだ。
しかし売場面積が狭い方であり各在庫が多くは無いから、物によっては1~2点で無くなる場合も有る。
そんな理想的な売れ方は年に数回がイイところだろう。

だから売上よりも仕入れの時に気分がイイってことが多い。
引越しによる一軒家の丸ごと買取なんてとっても嬉しくなる。
事務所撤退時の丸ごとも嬉しいかな、勿論、品物の内容も質もイイという条件が付くが。

先日提出した見積に計算間違いがあった。
俺の間違った計算では数万円も損をするのだったが、相手から電話が入った。
「そちらにお願いしようと思いますが、ついては日程ですけど・・・」

「あ~、そうですか・・ご存知かと思いますが計算間違いが・・・明細はイイのですが合計で・・・」
俺は正直に言ったし、合計を訂正するつもりはなくて、それで受けようと思っていた。
「えぇ、明細で考えておりますので、合計が訂正されるのは大丈夫です」

「えっ、御社への支払いが減ってしまいますよ、それでも・・・」
俺は間違いの責任は取るつもりだし、訂正しなくても受けると思っていた。
「それ以上に日程ですが、急で申し訳ないのですが、こちらに合わせてもらいたいのですが」

「それはもう・・・可能な限り調整しますから、なんなりと・・・」
こんな偶然もあるものだ。
災い転じて福となすって本当にあるんだ。

間違いを2度起こしていたから、先の合計で買取しても儲けはあった。
それが間違いを訂正して認めてもらうことで更に儲けが増えそうなのだ。
喜ぶ俺は万難を排して日程を合わせようと思う。