リサイクル親父の日記

第420話 何カ月も・・何度目ですかっ!

2011/10/25

さっきコンビニに料金支払いに行って来た。
歩いて1分だから何かと便利でありしばしば利用する。
タバコに収入印紙、コピーに弁当が主に行く理由だろうか。

コンビニの駐車場の交差点側に顔見知りのお客さんを見かけた。
もう4ヶ月も俺の店には来てないが、取置き品をずーっと預っけたきりなのだ。
おばちゃんの家は店から近いので普段は徒歩である。

夫も店に来ていたが数年前から病気で入退院を繰り返しているようだ。 
何度か飾り棚やサイドボートなど大型品を配達したこともある。
骨董好きで甕や古皿を玄関口に置いたり、4畳半には彼女のコレクションをギッシリ陳列している。

10年以上も経つので、俺の店からも相当数は買っている。
しかし骨董の知識は乏しいから、毎回同じような質問を繰り返すのだ。
1回では絶対に買わないから、3~4日毎日来て、聞いて、しつこく値引きを要求してくるのだ。

だから俺にとっては上客とは言い難く、手間暇のかかるしつこくて面倒臭いお客という位置づけ。
単に骨董風雰囲気が好きということで、その割に骨董の勉強は全くしてない。
「6月の年金まで取って置いて・・」と九谷焼2点を預けたきり・・・

こんなことは2年前にもあったし、口約束は簡単にするけれど、簡単に破りもしているのだ。
今更責めても埒はあかないし、諦めてはいないが、気長に待つだけだと考えている。
店のペースというか俺の基準で規制しても、おばちゃんは歯牙にもかけない。

そんなことを思ってたら、おばちゃんが追うように店にやってきた。
俺は冷静に「あれは、取置きの品は持って帰るの?」と聞いた。
「・・あぁ~未だ売れなかったの?ふ~ん・・一回りするわ」

そうい言うと店内を探索しだすのだ。
「結構イイ物が入ってるのね、今度、又来るわ」と帰ろうとしたんだ。
「前のやつは?」

「おとさんが病院でしょ・・少し余裕出るまで待っててよ」
おばちゃんは何処までも何時までもマイペースを崩すことは無い。
金が無いなら無駄遣いなんて止めなよ、心で俺は忠告した。