リサイクル親父の日記

第432話 ドタキャンって・・へぇ~~

2011/11/07

リサイクルショップとしては買取が大切で、買取仕入れが命のようなもんです。
1個でも2個でも売れ筋であれば少々の無理をしてでも出張をする。
聞けば、繁盛店は5~6個以上にならないと出張をしないらしい。

そんな強気を言えば買取ができなくなる俺としては、売れ筋や欲しい物であれば兎に角出かける。
ちょっとした知合いからの依頼であった。
お年寄りの1人暮らし、数年前に夫が亡くなっていた。

子供たちは独立してたが、お婆ちゃんの1人暮らしが限界になったので、息子夫婦と同居することになった。
ついては、その古くなった一軒家は売家に出す。
中の家具も家電も、その他不用品の一切合切を買取、或は処分して欲しいとなった。

お婆ちゃんから状況を聞いて見積したが、買取よりも処分代の方が多くなってしまう。
俺は商品になる物を欲しいが、ゴミ処分が多過ぎるから断った。
しかし、どうしても一切合切をやってくれという要請に断り切れず、相殺しても処分費がかかると伝えた。  

相手・お婆ちゃんの希望日程に合わせて組み入れて、トラックは1代では足りないからともう1台チャーターした。
エアコンの取り外しもあり電気屋さんも手配した。
更に2日前に確認の電話を入れたが・・・

あろうことか前日に延期の連絡が入った。
売家を買いたいという人が現れて、その人が見て、要るか要らないかを決めるということになったそうだ。
俺はその日のためにダブルブッキングをする訳にもいかないから、空いた予定に唖然としてしまう。

そして電気屋さんにもチャーターしたトラックにも同様に伝えなければならないのだった。
頼んだ人たちには大変申し訳ないし、お詫びをするしかない。
玉突き現象、将棋倒しの感じで関係者に迷惑をかけてしまう。

キャンセルは時々あるが、これもしょうがないらしいが、こっちの身にもなって考えもらえないものか。
リサイクルショップとしての約束は口約束(電話約束)だから、相手からすれば凄く軽く考えているようだ。
振り回されつつも俺はこれで生きていくぞ~~~