リサイクル親父の日記

第434話 インフラ関係が忙しいぞ、間違いない!!

2011/11/09

3.11震災後に忙しくなった業種は様々ある。
リサイクルショップもその関係ではあるが、しかし、俺の店はそれほどでもなかった。
理由はいたって簡単で、商品不足が顕著で売りたくても売れなかったのだ。

4月初めに再開できたが、乾電池や石油ストーブ、懐中電灯や携帯ラジオなどが一瞬で売れ切れた。
少し経ってからは冷蔵庫や洗濯機などが売れたが、いずれも在庫切れになる。
その後は一進一退で買取すると売れてしまう、思うように買取もなくて売れるが金額は低調だった。

国分町歓楽街も徐々に景気が良くなっているそうだ。
他県からの応援部隊や支援者が週末に飲みに出かけてた。
それが引き揚げて一旦は落ちたが、その後に急回復している。

先日の国分町関係者の話だ。
「今は大分忙しくなってきてるね、業種はインフラ関係だね・・」
インフラ関係者が結構飲みに出ているそうだ。

ハタと俺は思った、インフラ関係者って誰?
「圧倒的に建築関係者ね、羽振りのイイよ、三越では高級品に群がっているよ」
何ともうらやましい話だが、高級腕時計やブランド品が売れているそうだ。

建築関係は基礎屋から建築、建設、建材、設備屋、内装などと物凄く幅広い。
街を見れば、いたる所で工事が行われている。
先日被災地方面を走ったが、ガレキ置き場での処理に重機がたくさん活躍していた。

土木工事の下請けをやっている常連さんで被災者でもある。
避難先に引越して仕事を再開した後、食器や家具を買いに一度来ていた。
従来は月に一度くらいは来てたが、数カ月ぶりに来た。

下請けだが請負で仕事をやっている。
とっても忙しくて社員だけでは間に合わずに、他県からも雇ったり、更に下請けに出している。
震災前にはやっとこさ経営してたのが、想像以上に儲けていると話していた。

自家用車も流されていたのでもっぱら軽トラで動いているが、今度は外車を買うそうだ。
そうだった、彼もインフラ関係者だったぞ。