2011/11/27
11月もそろそろ終わりに近づいてます。
常連のお客さんや知人との会話でも時候に及んだりする。
それに師走は直ぐそこだ。
「いや~寒くなったね」、「もう直ぐ12月だよ、今年も終わりだね」とか・・・
時候の次にくるのが、「あっという間に1年が過ぎたよ」、「凄く早いね月日の経つのは・・」なんて。
同年配者だと更に拍車がかかってしまう。
「年々、1年が早く過ぎてしまうよ」、「歳とるに従って時間が早くなるよ」となってくる。
俺は10年以上前からかな、そんな傾向が出てきてた。
40代を過ぎて50代になって、その時間のスピードが増しているとも感じる。
俺自身がそう感じているのだから、同年配者や40代以降の世代が同じ感想になるのは理解できる。
そして、どうしてそうなるのか? 感じるのか? を知りたいと思っていた。
物理的には赤ん坊にも年寄りにも時間の長さは同一に過ぎている。
さっき買取品を持って来た知合いとの会話もそれで盛り上がってしまった。
ふっと以前読んだ記事を思い出して、俺は口にする。
「大人になるとマンネリ化するから、毎年毎月毎日と経験済みのことを体験している感じが出るのね、
俺も仕事上のことでは、厳密には違うのだが、でも、似たり寄ったりのことで過ごしているよ・・
その結果として、体験が薄くて記憶に残り難くて、直ぐに忘れてしまう・・どうも、それが振り返ってみると、
時間が凄く短かったようになるらしいよ」
彼が同調する「・・確かに、忘れやすいし、思い出せないことが多くなってるな」
「でも今年は震災があってさ、それは生々しく憶えてるし、あの日から数ヶ月間は色々記憶にあるよね」
「それは確かにハッキリ覚えてるよ、でも仕事のことは薄れているな、年々早く感じるな」
「新鮮な体験とか発見、初めてのことがあると記憶に深く残るんだそうだ」
俺らは互いに同意できた。
喜怒哀楽の大きいほど記憶がハッキリしていて、子供の頃のことでもハッキリ覚えていることもある。
同じ時間を使う場合でも、感動が大きいほど時間としては長く思えるのかもしれない。
日常では、忙しい日の方が憶えていて、暇な日ほど何も憶えていないってことがある。
今年は、あれもあった、これもあった、と直ぐに思い出せるくらいの体験をしておかなくちゃ。
もう遅いよな、もう直ぐ師走だし。