リサイクル親父の日記

第460話 舞い上がるブルーシートが恰好悪~~ 

2011/12/05

リサイクルショップの一面はゴミとの戦いでもある。
買取現場では商品になる物ばかりではなく、お客さんからゴミ処分も頼まれる。
繁盛店では一切ゴミの受け付けをしないらしいが、3流の店としては売上のために引き受けることもある。

店はリサイクルショップという基準を守りつつ、且つ、お客さんの要望を叶えるという目的である。
引越しの場合に粗大ゴミ処理の時間が無いとか、面倒だとかとお客さんの事情もある。
商品も手に入るし、ゴミ処理費用もいただけるから、商売的には悪くはない。

忘れてはならないことは、リサイクルショップとしての仕入れであり、付属的にゴミ処理があるということ。
それとは別に、商品が故障してしまう場合もあるし、破損してしまう場合も処理しなければならない。
諸般の事情でゴミが溜まってくるから、まとまった状態で産廃収集車を手配している。

ゴミ小屋以上に溢れだした時に手配するが、建物脇に積んでブルーシートで覆っている。
3mX5mに高さ1m強になるのでゴミ処理代金も嵩むが、これはしょうがない。
二日前の買取の際には、商品が1台分にゴミも1台分あったのでブルーシートで覆って準備した。

産廃業者は1週間後らしいので、その間は保管せざるを得ない。
ところが昨日は低気圧の影響で物凄い強風。
夜中から朝になっても、いやいや日中も夕方まで吹きまくってしまった。

朝一に点検すると。ブルーシートはビュービューと吹き流されている。
バタバタ、ビラビラと舞い上がってしまいゴミの半分が醜く露出している。
家具の一部やソファー、袋入りゴミだから飛ぶことはないけれど、惨状には違いはない。

販売をしている店だから、ゴミが丸見えではお客さんの買い気を削いでしまう。
シートを元に戻すべく引っ張って重りを載せる。
強風はゴミとシートの間を猛スピードで流れるので、引っ張るだけでも苦労する。

俺は学生時代にヨット部だったから分かるが、風の力は物凄いよ。
そんなこんなで昨日は何度もシートをやり直してた。
今日は腕が張ってしまって重い。