2011/12/12
自慢しちゃいけないが、今は自重して小声で言わないといけない。
「俺・・タバコ吸い・・ます・・結構吸います・・あの~ヘビ~スモ~カァ~~かも・・・」
最近はいろんな場所が禁煙なので、タバコを吸う場所探しに一苦労する。
自分の車以外の車両を利用するのをできるだけ無意識に避ける。
食事するにもできれば喫煙できるかどうかを確かめながら選ぶし、それなりに気を使うのだ。
携帯吸い殻入れは必須だけれども、更に吸ってもイイかどうかを自主規制をしている。
ノンスモーカーには迷惑はかけれないだろうとは思う、迷惑にならない場所探しも楽ではない。
気分転換のスモークが、いつの間にか場所探しというストレスが溜まってしまっている。
街中に出かけると、吸いたいけど吸えないということを感じている。
だからいつもは、吸いたい時に吸える状況に居る選択をしている。
そんな俺なのに、今日は、吸いたくても吸いたくないということがあった。
吸える状況で、吸いたくて、吸いたくないという矛盾が起きていた。
冷蔵庫、洗濯機、レンジ、ソファーなどのまとめ買いの配達。
それが階段の5階だったので10回ほど上り下りすることになる。
最初の体力のあるうちに冷蔵庫を、そして順次軽い物へと移る。
2回上ると膝が少しカクカクとなっている感じがする。
4~5回頃には間違いなくガクガクなりだしていた。
自分の呼吸がゼイゼイと聞こえて、息を整えるのにシンドイ。
もう少しすると、階段を下りる時に膝上の腿の筋肉が意思通りに動かない感覚。
俺も歳だな、そんなことを思いながらも黙々と運ぶしかない。
終わり頃は何も考えずにひたすら転ばないことに集中する。
俺は難関を無事に終えた安ど感に包まれてトラックに乗る。
深呼吸を数回繰り返すが息はあがったままである。
クラッチを踏む足と腿に力が入らない。
徐行気味に発進して一息つくとタバコを吸いたいと思う。
ところが息があがったままなので、吸いたいが吸いたくない、吸えないだろうと感じてしまう。
随分前にひどい風邪をひいて寝込んだことがあって・・あれ以来だな、10年前のことだよ。