リサイクル親父の日記

第480話 希少性を売っているのかな~~

2011/12/26

今日の売れた商品を振り返ってみた。
会議用長テーブル、スチール机、しゃぶしゃぶ鍋、アメジスト飾り石、民芸竹細工のカメ、
炭用火起こし、朱泥急須、秀平塗り御猪口セット、木製茶入れ、ケヤキ丸型花器、など

もうこれは一般的なリサイクルショップとは言い難いと思う。
日本的な和風商品が相当多いのだが、俺の店の特徴でもある。
骨董品も圧倒的に日本物であり、和食器に漆器などが売上に貢献している。

家電も家具も衣料品も扱っているし、本やCDもある。
電動工具や道具もあるが、全部を見れば総合的なリサイクルショップなのだ。
今日の売れた商品以外もそれなりに売れるが、しかし、それだけで経営が成り立つとは思えない。   

年々と俺の店では和物売上が大きくなっていると感じる。
俺の志向でそうなっている訳ではなくて、お客さんの好みがそうさせている。
売れる物を仕入れるという商売の鉄則に沿っているだけだ。

家電も家具も良く売れるのであれば、俺は積極的に仕入れをおこなう。
売れ行きがイマイチの場合には消極的なり、それよりも売れ筋に積極的に取り組んでいる。
そんな取り組みが約10年も続けば、和物の知識もついてきている。

大型競合店がひしめく地域だから、無理な競争をすることは得策ではない。
仕入れが大切なのは商売の基本である。
高く仕入れて安く売るという無理をしたら、あっという間に零細な俺は潰れるだろう。

他所の店が扱わない物、見過ごす物の中に俺の知識を活かす方法を探すということだ。
万人に向けた品揃えはできなくても、嗜好者が少ない物を扱うという考え。
俺が好んだ方法ではないが、残り物に福があるという諺の実行だ。

「・・探してたの、やっと見つかったわ」
「こんな所で買えるとは!?」
そんなお客さんの声もイイものだ。