リサイクル親父の日記

第504話 ダウンページって知ってますか?

2012/02/13

時の経つのは実に早いものである。
今年8月に出る宮城県の電話番号帳、いわゆるタウンページの広告募集が始まっている。
毎年悩ましい決断を迫られるが、気の弱い俺は広告を止めることができない。

まだまだ激戦化してるこの地域では広告を止めたら、どうなるの?
右肩下がりに買取が落ち込んでいるし、同時に売上も下がっているのだ。
昨年は大震災の影響で経営がどうかるか想像もできずに、やむを得ず取りやめにしていた。

少なからず悪影響も感じていたので、今年はやっぱり載せようと考えている。
それにしても早くからの募集でもあり、原稿を出してから僅かな時間で図案できてきた。
タウンページの掲載料金は広告の大きさと地域によって決まる。

大きく各地域に載せれば天文学的料金なので、俺は時々の必要最小限を思案して決めるしかない。
即ち、可愛らしい大きさで近場だけを狙っている。
提出された見積金額は俺の予想を下回る、それは不思議なことである。

「実は、被災地域は料金を大幅に下げてます」
その説明は喜んでいいのか、悲しむべきなのかと戸惑う。
裏を返せば、かれらがタウンページの効果は少なくなってますよと自白しているのだ。

5~6年前からタウンページ効果は急減してたが、更に低下する。
要するに津波で住宅が無くなった場所が多いのである。
もとより効果が減るのは明らかであり、その広告に頼ることがどうかという問題である。

激戦という現実もあり、藁にもすがる心境もどうかと思う。
それもこれも知った上での広告であるが、多くを期待せずに余裕で載せる気持になる必要がある。
だから、ダ ウ ン ページ、そうダウンページと化したかな?

タウンページのネットサイトに合わせて載せると、なんと料金は格安になるそうだ。
タウンページ+ネット<タウンページって具合。
やっぱり、かれらはタウンページの効果を自ら知っているようだ。