リサイクル親父の日記

第523話 遂にやって来た、ドッタン~キャン

2012/03/18

仕事でもプライベートでもキャンセルしたり、されたりはあるものだ。
予約が予約である所以だ、確約できないから予約であろう。
しかし予定を決めて組み立てるのが一般的なやり方でもある。

予約のキャンセルの割合は分からないが、大概は予約通りにことが運ぶのも事実。
突発的事情でキャンセルせざるを得ない、又は、キャンセルされるというのは不可抗力に等しい。
悪意を持って作為的に予約をされて、挙句の果てにドタキャンでは泣きっ面にハチも同然。

この時期だから兎に角予定が入っている。
10日から2週間前に仙台市泉区天神沢という場所からの買取予約。
昨日夕方に予約確認の電話がわざわざあるから、今時珍しい若者だなと思った。

「天神沢の・・明日来てもらうことに・・・」
「えぇ、予定通り行きますから」
「よろしくお願いします」と、驚くほどちゃんとした受け答えをする。

今朝、アパートに着いてチャイムを押すが応答しない、新聞が扉から半分飛び出している。
もう引越しを終えて、時間にここに戻るのかと思うが・・・
一応、ケータイをかけると、これ又、応答しない。

まさか、昨日確認電話をよこす彼が・・・そんなことはない・・車で向かってる最中だよ、きっと・・・
俺の不安は一気に上昇してきた、すると、ケータイが鳴った。
彼からだったので安心・・・

「あの~電話もらったんすけど・・・」と寝ぼけ声で言うのだった。
「今、アパートに着いてるんですが・・」
「・・あっ・・そ、そうです・・か~~」後ろで誰かの何かしてるような雑音が聞こえる。

「・・ちょっと・・行けないっす・・車、凄い渋滞してるし・・・キャンセルで・・・」
俺は1時間前から車で走ってるが、今朝は日曜日で混雑なんてしていないし、むしろすいていた。
しかし抑えた。

それよりも次の買取に向かう方が大切なのだ。
狭い道路をクネクネと、きつい坂をヨッコラショッと登って来たのだが、腹は立つし・・・
忘れるのが一番である。