リサイクル親父の日記

第527話 セレクトショップもイイかもぉ~~なんて

2012/03/25

リサイクルショップだから何でも手掛けてる。
でも起業当時とは商品が大幅に変わってしまった。
カテゴリーを絞ったのではなくて、集まる物が変わったから必然なのだ。

一般的な買取品を単に仕入れて販売するのだが、それは俺の意志とは無関係である。
集まる品が売れるかどうかを見極めて陳列するやり方である。
オークションとセリの時は欲しい物を仕入れることは可能だが、その量は知れてる。

知合いの骨董屋さんは年がら年中外に出歩いている。
フリマ、リサイクルショップに足繁く通う。
目的は仕入れ、目利きの彼は自分の店で本来(?)の評価額で販売する。

知合いの喫茶店のマスターはディスプレーに骨董品を飾った。
お客さんが欲しがったので売ったら儲けが思いの外あがった。
以来、骨董品の仕入れに勤しむようになってしまった。

別の喫茶店のママは衣料品に食器などをコーナーを設けて販売してた。
ディスプレーの飾棚やガラス品も売れるのに気づいて積極的に置くようにした。
季節ごとに変更したディスプレーが好評でハマってしまう。

俺のリサイクルショップとしての意義は、ゴミになる可能性のある品々を再度日の目を見る場所に戻すこと。
一般社会からすくい上げて、かれらの手で再度何処かの誰かに愛でてもらう過程をつくる。
そんなセレクトショップ的な人たちの仕入れ先という一面もになっている。

リサイクルショップという看板だから万人が来る訳ではない。
家具や家電、日用品を安く買いたい人が大半でありメインである。
プラスアルファとして珍品や骨董品があるが、かれらはそれが目当てだ。

気の合う人たちがお客さんで信頼関係が保たれているセレクトショップ。
お客さんの嗜好を知りつくして仕入れをするからハズレが少ない。
自分の気に入ってる物を気に入ったお客さんに買ってもらう嬉しさ。

セレクトショップもイイかも知れないなぁ~~~
リサイクルショップをリタイアしたらやってみるか。