リサイクル親父の日記

第532話 爆弾低気圧にまいっちゃうよゥ~~

2012/04/04

昨夜から爆弾低気圧の影響を物凄く心配した。
でも予報通りに低気圧は発達して、夜半から今朝にかけて暴風だ。
今朝買取予定が3件あったので不安と心配は頂点にに達していた。

いつもより早く出発して遅れるのだけは避けようと考えた。
案の定、道路は大混雑で余裕を持ってた時間が過ぎてしまい、何とか間に合ったということ。
しかしアパートに着いてインターホンを押すが応答がない、それでケータイに電話する。

「すいません・・あと1時間くらいかかりそうで・・身動きとれすに・・」
彼はあり得ない答えをするから俺も困ってしまう。
「こっちも次の予定があるし・・・後回しになるけど・・それで良ければ」

実は買取先に不在ということはしばしばある。
売る物だけを残しておいて、引越し後に片付ける人もいるのだ。
彼はちょっと遠くに引越していて、今朝戻るという段取りだった。
  
俺は気ぜわしく次の現場に直行するが、道路は何処も彼処も渋滞してた。
北陸では風速40mに達して箱トラックが数台横転した映像が頭をよぎる。
俺のトラックもグラグラと風で揺れるし、1年前の大地震を思い出させた。

マンション11階通路はこれ又暴風が凄過ぎる、テーブルもイスも吹き飛ばされそうだ。
風を避けるように手摺に寄せながら運ぶ。
3件目は中国人の買取だった。

電話でのやりとりで、これは難しいかも知れないと思えてた。
彼らは正確に答えてくれない傾向があるのだ。
悪い状態でもイイと言ったりするし、毎回感じるが欲深いのだろう。

現場に着いて一見してダメだと判断できた。
座面に穴のあいたダイニングセット、汚れたソファー、悪い予感が的中してた。
電話で正直に話さない人は、俺らが無駄足だったとしても何とも思わないらしい。

それも覚悟の上でダメ元で出かけないと失望が絶望になってしまう。
やっとセルフコントロールができるようになった俺ではあるが。
それから最初の彼の元に向かう。

彼は大変恐縮してた。
買取は良品だったし、先程空振りしたこともあり、俺も今日が無駄にならずに済んだ。
別れ際、コンビニで買ったお茶にコーヒーをくれた。