リサイクル親父の日記

第559話 カード決済って本当に必要?

2012/06/18


水戸の飲食店でクレジットカード支払いの際、不正請求があったとニュースで知った。   
勿論、一部の店だろうけど、カード会社に支払う手数料分を上乗せして請求してたそうだ。
数パーセントから10%くらいの手数料だが、チリも積もれば山となるからね。

「ギリギリの利益でやってるから、客に負担してもらうのはやむを得ない・・」と言ってる経営者もいた。
俺も経営者として売上はあった方がイイとは思ってる。
カードを使えれば少しは増えるとも実感する。

お客さんの中には「カード使えますか?」と聞く人もいるし、使えないと買うのを止める人もいる。
「直ぐそこにセブンがありますよ」とアドバイスして引き下ろしてもらう場合もあるが、それも面倒に感じる人もいる。
結論は、使えた方が少しは売上が増えそう。

でも、カードってのは手数料が発生するし、コストは売価に転嫁というか含まないとならない訳。
見かけは店の負担だろうが、最終的には消費者、お客さんの負担ってことだ。
可能な限り安さを追求するのがリサイクルショップだと思うので、大きな矛盾となる。

しかし高額品の場合にはどのように対処するかは、少し熟考しなければならないかもしれないが・・・
でも俺は考えている、高額ほど手数料は大きいから、やはりカードはやらないと。
その為に「商談中」とか「一部入金、売約」とかを用いてるんだ。

ガソリンスタンドでカード支払いの方が安いってのはメリットがあるので利用してる。
この考え方は囲い込みということなのだろうから理解はできるが、腑に落ちないとも思う。
カードだとポイントが付くシステムも囲い込みだろうけどね。

大きな店や大企業がカードで囲い込むのは戦略としては成り立つだろう。
でもね、零細な店がカードを採用してもクレジット会社の餌食だろうと感じてる。
一見の便利さは、お客さんのためでもなく、ましてや店のためでもないことを見抜かないといけない。

カード決済だと入金が2週間から1月かかるので資金繰りも悪化しちゃう。
小さくて零細な店の俺は、即金支払いを心掛けている。
何故ならば、潰れないためにそうしてる。

支払いを延ばせば一時は資金繰りが楽だし手持ち金も増える。
すると、自分に甘い俺はついつい無駄使いしてしまう。
長いサイクルだと資金ショートしてしまう恐れも出る。

それは25年前に独立したての頃に味わった苦い経験でもある。
現金商売、そして小額である方がリスクが小さくてデフォルトがない、実感です。