リサイクル親父の日記

第562話 サイだらけってこと・・・

2012/06/28

他県ナンバーで遠方ってなれば珍しいから、俺は会話にしたりする。
「所沢ですか?引越ししてきたんですか?」
「つい最近、近くに来たの・・・又、ゆっくり来ますから・・・」

その日の閉店間際だったから、ご夫婦は散歩がてら店に寄ったようだった。
しかし翌日朝一番で2人はやってくる。
「主人がとっても気に入ってので、これください・・・ただ・・今日の夕方に配達できますか」

2人用ダイニングセットでロータイプの良品である、その条件は勿論了解できる。
ごく近い住宅地の家にトラックを後ろ向きに入れて、ご主人と二人で運ぶ。
平屋で家財道具はほとんど揃っていないから、搬入は楽ちん。

そして、「所沢」ナンバーを何がなく見て気づいた。
「エッ、331・・X・・31-31、3と1が、それしかないですよ」
「車がサイで、それで・・・変でしょ」と奥さんが苦笑いして答える。

俺は反芻する「車がサイ、ナンバーは31・・31・・31・・、サイだらけだよ」
実は俺の名前、サイチっていうの。
小さい時から、サイ、3とか1とかに異常反応、条件反射してしまう。

偶然だが、我が家の電話番号にも3と1が多くて憶えやすい。
30年前にその電話番号を譲ってくれと見知らぬ人かアプローチされったけ、勿論お断りする。
暗証番号、パスワード、IDなどと実に記号を使うことが多い世の中。

だから、俺のものには3と1が大活躍してる。
時々、注意喚起されてしまう、「その番号は盗まれ易いから換えてください・・・」
しかし、俺自身の確認だから、自己責任で使い続けてる。

俺の周りはサイだらけ。