リサイクル親父の日記

第563話 超偶然だが嬉しいのは事実 

2012/07/02

偶然は本当に不思議で面白いものだ。
リサイクルショップをやってから、店で必要な什器など、個人的には衣住に関する日用品が、買取で手に入ったりする。
普段は商品として売場にある物を使って間に合わせる程度。

或は、切羽詰まってのことではないので、それがいつか手に入ったらと待っている。
7~8割は何とかなっていると思うが、急ぐ場合はそうもいかないから新品を買い求めるのは当たり前。
だから偶然とは必然でもあるし、必要を偶然で埋めているのかもしれない。

先日、俺にとってのビッグなある商談があった。
とある一室で俺の運転免許証を見た銀行マンが口を開いた。
「・・あっぁ・・・私も今日誕生日でして、同じですね」

「ホント?・・そぅ~~誕生日だから今日にしてもらったのよ、一生の記念になるしねぇ」
俺は即反応して答えた。
すると、俺の向かいに座ってたご夫婦の奥さんが、「あらっ~わたしも今日誕生日よ」

そして旦那さんも追従する、「これは凄いことだよ、3、3人も同じだなんて!}
「偶然だろうが・・・確率はどれくらいですかね?」と俺も感想を言う。
同席してた他の数人も皆呆気にとられる始末。

更に、その場の雰囲気は一気に和らぎ和気あいあいってことに・・・
商談は決まっていたが、事務手続きはスイスイと進行する。
初対面で共通の話題やテーマを見つけて親近感を演出するのは営業の初歩だが、偶然でも効果は上がる。

それは銀行マンの知恵だったのかもしれないが、俺と奥さんは気分は良くなる。
同席者の1人が、「皆さんの誕生日分かるの物をコピーして欲しいですね、記念に」
断る理由もなくそれぞれに応じたが、それを記念に持つという気持ちが俺は理解できなかったけど。

まぁ、でもね、それはそれとして、不思議な巡り合いにやっぱり嬉しさもある。
何となくホンワカしてしまうし、きっと一生の思い出にはなる。
何故なら、同姓や同名の人に会うって、俺の場合は本当に稀なのだ。

性も名前も一般的には希少だからしょうがない。
同名の人に出くわしたのは30年前だった。
その人はお客さんで、以後俺を覚えてくれて仕事には成果が上がったっけ。

同姓の人には昨年初めて会って、そう言えば、俺は写メ撮ったっけなぁ~~~
な~ンだ、俺もコピーを持つのか、同じことやってたのかよ。
こんなことで大の大人が楽しくなるなんて、俺はミーハーだったらしい。