リサイクル親父の日記

第568話 もう半年経っちゃったよ

2012/07/14

店の決算は12月末、ついさっき年が明けたと思ってのに今年も半分過ぎてしまう。
過ぎた年月は短く感じるのが常で、人は誰もが「早いなぁ~」「えぇ~もう7月だよ」と言葉を交わすらしい。
「半年分の経理処理ができたので、報告したいので・・・」と税理事務所の担当者より連絡来る。

通信簿じゃないが、成績が悪いのは分かってるから、あまり知りたいとは思わなくて気が重い。
「前年対比ではと・・・・去年のは参考になりませんね、震災があったし、色々特損もあったし・・・」
2ヵ月間以上も片付けに費やして、トラックも廃車にして、それ以外にもたくさんトラぶって、売上もなくて・・・

前年対比ではべらぼうにイイが、そうじゃなくて、一昨年対比で考えないとならないのが普通だろう。
しかし、書類には定番通り「今期」と「前期」や「前年対比」しか表記されていない。
だから実際の現実は厳しいと改めて認識せざるを得ないが・・・

「そうですね・・営業収支はトントンですかね、でも営業外でそこそこ黒字があるので・・・」
と慰めの解説をしてくれるが俺は暗澹たる気持ちは晴れない。
「でも、ローン支払いがあるし、このままだと表面的には黒字でも財政的には金が無いしね」と訴えていた。

「ところで他所の会社、どんな業種が景気イイんですか、震災特需はありますよね」と質問すると、
「2倍、3倍の売上の会社も出てますね、でも、儲からないように工夫してますけどね」
「エッ、節税って、どんな方法ですか?」

「役員報酬を多くしたり・・・」
「しかし借入の時は難しくなるのでは・・・」
「そこは長年の付き合いのようで、何とかか借りられるようですよ」

まぁ俺は、金融機関とナア~ナア~の付き合いをしてまで、拝み倒してまで借りたくないと考えているし、実力の伴わない借入は最終的には自分を苦しめると考えている。
昔独立した頃に事業計画を作文して借りたことがあって、計画は達成できないから支払いもできなくなって行き詰ったことがある。

だから真っ当な計画で申し込んだ時にスムーズに融資に応じてくれる借入ならば必要に応じて利用することにしている。やっぱり経営してると色々あるし、資金は血液と同じでなくてはならない。
もう半年経っちゃったよ、だから後半戦は褌締め直してっと。