2012/07/22
リサイクル品を出張買取してリピートする場合もある。
持ち込みの人が何度か来ることはよくあるが、出張の場合には意外に少ないかも知れない。
解体屋さんや工務店、便利屋さんなど業務関係ではその都度依頼があるので例外。
一般の人ではやっぱり少ないかな、まぁ処分品がしょっちゅうでる訳じゃないからね。
リサイクルショップは品物集めだから、業務関係者との継続取引は大事になる。
一般の人ともできれば継続できたり、口コミで広がっていければ集まり易いがなかなかそうもいかない。
先日の電話で、「あの一昨年初め頃に机やイスを買取してもらった・・・青葉区木町の、2階の事務所の・・・」
彼は普通に話してるのだろうが聞く俺にはとっても早口に感じてしまう。
単語一句毎に記憶を探ったりするから聞きながら頭がフロッピィ―ディスクのように回転しっ放し。
思い出そうと必死になるし、何時の、何処の、何方???
リピートしてもらってて思い出せないのは申し訳ないし、だから、「ぁっ・・ぁっ、そうでしったけ・・ぇえ~~」と曖昧模糊に反応せざるを得ない。
そんな会話の後にジワーッと記憶が少し蘇りそうで・・・「アッ、あ~~、学習塾でしたよね!」と元気が出る。
大通り沿いのビル2階、交通量は凄いし事務所やお店には悪くはない場所だった。
そこに学習塾を開業したが、2ヶ月経っても生徒は全く集まらなくて移転することにしたのだ。
移転先は狭いから余った机にイスなどを買取したっけ、店でポツ、ポツと売れて完売できてた。
「あの時と同じ椅子が数個に・・・・あります、又お願いします」
どんな椅子だったかは憶えていないが良品で綺麗だったことは分かる。
泉区の団地内の住所を聞いて出向いた。
道路の向かいに小学校があるし、少し先には中学もある。
バス停は目の前だし、塾の建物には真正面から屋根にかけて一目で分かる看板が白青抜きでクッキリハッキリと大きい。
大変目立つから親御さんにアピールするには最適に思える。
サッシ戸を開けたら彼が目の前に居た。
あの時はジャージーで若く感じたが、今はネクタイにブレザーで如何にも塾講師らしい。
以前に比べたら相当狭いので机がギッシリ詰め込まれてて、でも何かしら活気がみなぎっている。
彼と女の講師と思しき2人しかいなかったが、これから生徒さんを迎えるために意欲満々なのかもしれない。
同時に、やっぱり本業に取り組んでいる姿は輝くし凛々しい。
「こっちへ移ってどうですか?」ありきたりの言葉をかけると、
「場所ですね、立地ってとっても重要ですよ、十分やれてますから・・・」
自信に満ちている、俺も嬉しくなっちゃったよ。