リサイクル親父の日記

第577話 きょういく、きょうようは・・・

2012/07/23

定年後の生活を考えると時間つぶしに結構苦労してる人、特に男の場合には多いらしい。
長年働いたのでゆっくりノンビリ自由気ままに趣味や好きなことをやって過ごす。
ところが働き尽くめだったので、いざ時間ができると目的が見えなくなってしまう人もいるらしい。

俺の場合は自営業だから定年はある筈もなく、一生元気に働いていたいと常々思っている。
それじゃ定年後の人達はと言えば、「教育」(きょういく)、「教養」(きょうよう)を求めて色々トライするらしい。
カルチャー、趣味への回帰、旅行などと多少の間は楽しめるのだが、その後がやっぱり暇つぶしに苦労があるそうだ。

誰かに「今日行く」(きょういく)とか「今日用は・」(きょうようは・)と用事を探す始末。
俺らの少し上の人たちは団塊世代であって良くも悪くも日本の高度経済成長を担ってたし、どデカイ消費をしてた。
彼らの言動・行動も志向や嗜好が日本の流行をリードしてたんじゃないのかな。

数回転職している俺はサラリーマンを止めて独立した時から覚悟をしている。
退職金とまともな年金はないから、死ぬまで自営すると、しかし、想像以上に日銭に追われて仕事している。
上手くいったり失敗したりだが、100%の自己責任は生きてる実感がビシビシある。

33歳で独立したので、当時は無茶苦茶でハチャメチャであって、金儲けだけを目指していた。
金だけを見てたのと自己中心だったので、家族も周りにも相当な迷惑をかけた。
調子がイイと浮かれたし独走した、そしていつも金に追われてたような気がする。

あれから20年以上経ったが無我夢中でやってきてた。
ふ~っと考えると同年代がそろそろ定年を迎えつつある。
振り返ると、あれやこれやと生活には金がかかるし、何かやるのにもかかる。

上手くいってても次から次に心配も不安も出てくる。
自分本位の面があったとしても、納得する生き方はしたいし、続けたい。
残りの人生もそうありたいし、短期的にも充実させたい。

多忙すぎるのはキツイが適度に忙しさに追われてる方が、やらなきゃならないことがあった方がやりがいがある。
あれこれと考えて日々を過ごす、そこに少し目的があればベター、それで金に追われなきゃベスト。
だからもっともう少し頑張ろうかと思う。