2012/07/27
同業者とつるむのが好きではない。
数人寄って例えばゴルフ、飲み会をするとして、一度参加するとその後は断りにくくなるし煩わしい。
それに同業者との情報交換はメリットはあるが曖昧な情報も多くて判然としない場合もある。
創業時から独立独歩でやってる、それがイイかどうかは分からないが不自由もそれほどは感じない。
一般社会の人達がお客さんであり、売ってもくれるし買ってもくれるから大事にしてる。
そんな俺に知合いの同業者が7~8年ぶりに電話をくれたので先日会った。
10年前にセリで知合った彼は俺よりはるかに若くて、仕事では先輩であり店を増やして繁栄してた。
同業者とじっくり話すなんて初めての経験だった。
互いに経営の経過を語り合って気づいたことがあった。
従業員の教育と指導の難しさを痛感したこと。
信頼して任せていたら裏切られて、そして全員を首にして再出発したとか・・・
経営者ってやっぱり孤独なもので、決断とかじ取りは命運を分けるし、その感覚は同じものがある。
俺の場合は当初拡大路線を進めていたが、業界競争激化の頃から方向転換する。
縮小均衡化へ、自店での物集めに合わせて縮小していて、少人数での運営だ。
その結果、大型の物は取り扱いを止めて、2~3人で運べる物だけにしている。
重機を使うとか5~6人で運ぶとかは避けている。
だから商品は価格の低い物が多いし、大型高額品は皆無となった。
廃業や倒産に伴う物件では各種工場や大型施設もあるんだが、これらをやる能力が無くなっている。
その説明をした時、彼の言ったことが印象に残る。
買取現場で、大型や大量品をやれないのかと小馬鹿にされた。
それが悔しくて何とかしてやろうと決意した。
それが功を奏して、大きな倉庫を確保して今ではどんな物でもこなせるそうだ。
北関東から東北一円に彼のフィールドは広がっている。
働き盛りで脂が乗ってるって感じを受けた。