リサイクル親父の日記

第582話 復旧事業で談合だってさ

2012/07/28

宮城県の震災復旧事業で談合があったようだ。
測量業者20社くらいが「星取表」なるもの作成して調整してたと報じられた。
具体的な調整方法まで明かされているから信憑性は非常に高い。

地盤沈下や崩落などで大被害があったから測量関係も超忙しい筈だ。
ある会社は受注が5倍に急増してるそうだし、わざわざ談合する必要は何処にもないと思うのだが。
金に汚い連中が最高予算額で談合社だけたくさん儲けようと企んだのだろう。

1月前のニュース、石巻の建設業者がガレキ処理や解体工事に絡んで不正請求をしてたと市議会で問題になってた。
この社長はボランティアの復興事業関係の代表理事だったと知って、俺は空いた口がふさがらない程呆れてしまった。
20年前にちょっと知ってた男であり、青年商工会議所役員をしてて大変目立っていた。

去年は石巻市役所の解体民家の情報を流したとして臨時職員と情報を買った業者女役員が逮捕されてた。
彼らの言い分は、どうせ県や市、国の金だから予算いっぱいで受注しても悪くない。
この時期ですから、まっとうに受注しても多忙なのだから利益は相当あるだろうに。

高級品が売れ行き好調で三越の高級腕時計がバンバン売れてるし、高級外車も好調と記事になっている。
建設土木工事関係が多いという事実もあり、それはそれで潤っている証しだろう。
2年前まで青息吐息だった人たちも息を吹き返してる。

それなのにどうしてあくどい方法で大儲けをしようとするんだろうか、盗人に等しい。
震災が甚大だったし、それに乗じて悪さをするようではあんまり嘆かわしい、残念。
コンビニから金を盗んだ連中、車からガソリンを吸い取った連中などと大差ない。

震災直後に国分町で豪遊してた若者、震災荒らしの連中は仙台の有名な話だ。
火事場泥棒は昔からいたし、こんな時に突然浮上してくる人間の性か。
熱さも喉元過ぎれば忘れるんだろうね。

このニュースで同県人の嫌な部分を見せられて俺もブルーだな。
この先そんな連中が大金を掴んで幅を利かせるのを想像すると気分が悪いよ。
そんな中で心底からの善意でボランティアを続けてくれるイイ人もたくさんいるのが救いでもある。