リサイクル親父の日記

第588話 規制が変わるって・・・撤退も苦労だね

2012/08/03

政府の規制とか国の法律って時々変わるからね、その為に事業自体の見直しも必要になったりして。
リサイクルショップ起業の13年前から振り返ると大きな影響があったと感じる。
例えば、仙台市の粗大ゴミ有料化や家電リサイクル法施行。

中古家電品が極端に集まり難くなり、それは売上にも直結した。
PSE施行で中高品の販売が著しく困難になったてしまう。
その都度、各業者は対応はするのだが、なかには廃業してしまうほどの影響を被った店もある。

先日は警察官から自転車の防犯登録抹消をしない販売には問題があるとねちっこく詰問された。
しかし、これを強制するのは行き過ぎだと分かったようで解決(?)したんだが・・・
昨日見積もりに行った会社は、仙台駅近くで立派なビルの2フローを借りてた。

事務機類は数年程度の良品ばかり、それが大量にあるのだ。
しかし、ある事情で閉鎖せざるを得なくなったために買取見積をしてきた。
厚生労働省の見解が変わってしまい、その事業自体がおぼつかなくなってしまったそうだ。

民間企業だから採算が合わない事業を継続することはできない。
閉鎖して撤退するしかない、しかし、家賃は莫大だろうし、事務機購入費用も莫大だったろうと想像できる。
2~3年間は営業できてたしもっと継続するつもりだったし、そうしないと投資資金回収もできない。

ちょっとした見解が変わるって、お上は簡単に思うかもしれない。
その規制の下に事業をしてる者にとっては死活問題になる。
国という、法律という、官僚という、役所という権力をいじくる人たちに熟慮して欲しい。

時代が変わり法律整備するのは立法府の大事な仕事だし必要なことだ。
ただしコロコロ変えたりせずに、熟慮と熟考の上で長くいかせるものを発案すべきだ。
生命の安全など急を要することはたくさんあるが、だから政局に無駄な時間を使わないようにっと。

どうやら暑い夏が終わると、暑い選挙戦らしいし・・・
いよいよ日本の衆愚政治の始まりかもしれない。