リサイクル親父の日記

第596話 そんなはずないよ、バカにしてるよ

2012/08/11

我が家も早20年経つかしら、当時は7人もいたが今は3人暮らし。
親父は10年前に逝って、3人の子供たちは東京で暮らすようになっている。
だから家の中は余った部屋が多くてガラガラの寂寥感がウヨウヨ。

10年前にボイラーが故障して大変だった。
暮れの29日で工務店経由で来てくれた工事屋さんは懸命に対処してくれた。
年末で部品が手配できずに1週間くらいは近くのスーパー銭湯通いを余儀なくされた。

調理と洗面はお湯を沸かして対応したが、風呂はそうはいかないから仕方が無いね。
最近は台所と洗面所の水漏れ、蛇口からのポツポツ程度だけど漏れている。
素人の俺でもパッキンだろうと想像はつくね。

そこで工務店に依頼すると早速工事屋さんが来て診てくれた。
数日後に施工に来て台所は簡単に解決した。
そして工務店の女性社員が奇妙な提案をするんだ。

「洗面所の方はパッキンではないです、それで他の部品を手配したんですが・・・」
確かにパッキンだけが原因じゃないということはあろう。
「もう20年前の物ですから廃番で現在は部品がありません」

すると考えらる原因は何だろうか、混合水栓本体ってことは修理費が嵩むかなと想像する。
「エ~ッ、部品が無いって、おかしいんじゃない」と俺はクイックレスポンスしちゃう。
「・・そうですけど・・でも、どうしようもないです・・」彼女は平然としてる。

「じゃぁ、どうするの、このまま水漏れっぱなしですか」速攻で問い掛けてしまう。
「あの替えれば解決します、全体を、洗面台全部を・・・それでカタログを持ってきてます」
厚いカタログをめくってサイズが合う物を数点示すのだ。

それを見ながら下段の定価を注視すると、単位の一桁多い数字が並ぶのだ。
混合水栓本体は数万円、工事費を加えても5万円もあれば済むだろう。
洗面台本体は35~50万円、工事を加算すると・・・気が遠くなるってば。

黙り込んで暫し考えたよ、暑さも忘れて。
「・・わかりました、ちょっと考えてみます」彼女には帰ってもらう。
早速ネットにつなぐ。

ヤフー知恵袋で検索すると、やっぱり素晴らしい答えに打ち当たったんだ。
水栓の中のコマがすり減ってるらしく、例え廃番でもメーカーに部品があるようなのだ。
イナックスのホームページを見ると、トラブル原因と対策を説明してあるのだ。

「ふむふむ・・・」読みながら俺は独りでニタニタしてしまう。
これだったら俺でもできそう!!
やっぱり工務店の安直な提案はおっかしいんだ!!