リサイクル親父の日記

第597話 ハードでヘビィ~

2012/08/12

今日の午前中の出張買取は俺にはきつ過ぎたんだ。    
仙台市宮城野区新田の大和ハウスの新築3階建てアパートの3階。
やっぱりセキスイハウスや大和ハウスの物件って群を抜いてイイね。

アパートだがオートロック、玄関で部屋番号を押して住人に開錠してもらう、セキュリティがしっかりしてる。
更に見える構造部材に鉄が一切使われてないので錆の心配が無くて長持ちするする。
難点は建築費が高額なこと、でもそれは仕方が無いね。

昨年の大震災時に地震津波を同時受けた地区で建物がしっかり残ったのは圧倒的に上述の2社だった。
俺は何度も何度も被災地域を見て回ったが、確かにアパートでしっかりしてたのはその通りだと感じた。
今日は朝から曇り空、気温は27~8°だから過ごし易い。

さて搬出、冷蔵庫、洗濯機、食器棚2台、ベット、ソファー、カラ―ボックス5~6個、ワゴン、ミラー、などなど
俺は3階までを20回以上上がり下がりするのだ。
1回目は楽勝ですよ、2回目も余裕かな、3回目にジトーッと汗が浮いてくる。

4回、5回となると汗が頭や額から流れて来て目には入ってくるから、まるで水泳かよって感じがする。
こんな時には重い物や大きい物を最初の方に運ぶのがイイ。
体力が万全じゃないと上手く運びおろし難いからね。

しかし実際にはランダムになるというか、運べる物から手がけてしまうのだ。
お客さんが中身を片付けてないから後回しにせざる得を得ない。
それが良くないのは分かっているが、時間を無駄にしないようにするのを優先するんだ。

3階を10回往復ってことは30階のビルを登って降りることでしょ、これだけでもキツイよ。
震災後に高層マンション住人からエレベーターが使用できずに、水と食料の持ち運びにとてつもなく苦労したことを聞いた。
現代人は何ともなまってしまってのかと思うけれど、文明の光と影だとすれば、俺らは影を背負うってことかも。

途中に来る大型の物をグラグラとよろめきながら下ろすんだが、転ばないように足を踏ん張る。
1段ずつ、しっかりと、腿が膝が笑うけど耐えながら1段、又1段、ハイ踊り場でターンして、1段ずつ・・・
汗は目を滴り視界を曇らせるも。

2トン車の荷台が満載状態。
座席に戻ってフーッ、フーッって2~3息ついて、ゼーゼーっと息が上がっている自分を知る。
お盆前のまとまった買取だから嬉しいんだが・・それにしてもハードでヘビィーだったよ~ん。