リサイクル親父の日記

第623話 娯楽の殿堂って何だろうか?

2012/09/15

1月以上前におばちゃんが、火箸を揚げ物に便利だからと言って買ったことがあった。
揚げ物とはフライ又は天ぷらだったのだが、その言葉を聞いて俺は驚いたのを覚えてる。
鉄製の火箸だから丈夫で長持ちはするが、繰り返し揚げ物を入れたり取り上げるには酷い筈だ。

手首に負担がかかり過ぎるし、直ぐに腱鞘炎になるだろうと思われた。
焼鳥屋をやるって宣言してたし、その場所は俺も入ったことのある繁盛店の焼鳥屋だった。
前の経営者は移転したので、大家だったおばちゃんが新たにやることになった経緯・・・

今日その店の前を偶然通りかかった。
看板は真新しくなってて、ベースが黄色で文字が赤と黒って風。
店名は漢字二文字だが読みにくく分かり難い、その為か小さくルビがあったので読むことができた。

「焼鳥」は黒い字だ、やっぱりメインらしい。
更に、左端に「カラオケ&ダンス」って見える。
それ以上に凄いのは、右端に一番大きく「娯楽の殿堂」って書いてあった。

前の時には連日大盛況で入れない時もあった。
それは焼鳥屋なので、客席数は30くらいだろうか、だからフロアーは15坪強程度。
おばちゃんは何を売りにしたいんだろうかと、ふと考えてみた。

酒の肴は、焼鳥に揚げ物だろ?お通しもあるか?
カラオケができて、ダンスもできて・・・それを娯楽だと感じれるお客さんか?
おばちゃんは70歳代のママさんで・・・

お客さんのターゲットはどんな人を狙うってるんだろうか・・・
難問であるが、きっと俺はそんな殿堂には行かないし・・・
視点を変えてみたら、・・うん、うん・・・そっか、そうだよ、きっと・・・

あの辺は農地だった場所で、その二幹線道路ができて開発された筈。
おばちゃんは大地主でもあろう。
その一角にテナントを数多く持っている可能性がある。

だから、焼鳥屋で儲からなくても痛くも痒くもない。
おばちゃんの理想の「娯楽の殿堂」をやってみたかったんだ。
おばちゃんの好きなカラオケとダンスができて・・・そうに決まってる。