リサイクル親父の日記

第624話 やっちゃった、見る目が無いもんな

2012/09/16

その日も暑かった。
毎日が暑さの新記録だとアナウンスされている、昨日も今日も明日も続くらしい。
特に俺の店は午後から店内気温が30度を軽く超えてて、閉店までの6~7時間閉じ込められている。 

ボーっとしてる俺は漫然と過ごすしかないけれど・・・
そんな時に買取に持ち込んできた人がいた。
「乾電池なんですが、新品ですよ、1ヶ月前に買ったけど・・買取できますか?」

「えぇ、取扱してますよ、どれくらいありますか? 今、持ってきてるんですか?」
「車に積んでます、重いから・・・150セットなんで・・」
俺は彼女の後ろについて車に向かう。

カンカン照りの日差しが強くて眩しい。
車の後部ドアーを開けると、白いレジ袋と白い段ボール箱が置いてある。
透明セロハンで8本セットの単3乾電池だった。

白い段ボール箱には120セット、レジ袋に30セット、合計150セットだ。
店にも新品乾電池はある、2本セットで150円でボチボチ売れている。
おぉ~こっちは8本セットだし、2~300円で売ってもイイかも知れないと感じた。

100円で仕入れて2~3倍で販売できれば悪くはないと思う。
彼女は俺の査定に一発で、「イイですか?」と逆問いをしてきたっけ・・・
そ~して、彼女が帰った。

ネットで品名を検索すると!????
それに、白い箱には黄色いテープが販売済みを示すように貼りついている。
テープに店名があって・・・ダイソーって読めた。

なんてこったよ~~~
どうしてこの文字が目に入んないのよ???
俺は目も頭も悪いんじゃないの、暑さもホドホドにしてよ。

買取した物が100円ショップ商品だったことは何度もある。
ダイソーのシールが無いと間違うことが多い。
ダイソーの努力には頭が下がるし見習うことが本当に多い、実感。