リサイクル親父の日記

第628話 やっと待ちに待った秋だよ

2012/09/21

正確には昨日から気温が2~3度下がっただけ。 
だけども過ごし易いったらありゃしねぇ、楽ちん、楽ちん、楽勝なのだ。
午後からは室温は軽く30数度が連日続いてたから、汗も出ずにいられるなんて驚き。

これくらいじゃないとお客さんも大変だけど、店に居る俺らも大変なのだ。
居るだけで汗がジトーッと出てるし、ちょっと動きまわればドバーッと吹きでる。
お客さんは店内を歩くから、少し経つとどなたもハンカチを取り出していた。

そんな店内だからじっくり商品を見るなんて到底出来っこない。
比較的過ごし易かった7月以降から1月半は暑くてしょうがなかった。
この本格的な秋、気温が30度を下回る日を強く望んでいるのは、毎年のことではある。

お客さんの入りは多くないが、滞在時間が延びたし、ハンカチを取り出す人はいなくなった。
それで珍しいお客さんも久しぶりに顔を出してもくれるようになる。
数カ月ぶり、半年ぶりなんてお客さんもいる。

同時に家の片付けに精を出す人も増えそうだ。
「・・前に3回買取に来てもらったことあるのよ、又、来て頂戴・・・」
しかし、それはいつ頃のことだったか思い出せないから、「えっと・・あっ、そうでしたか・・・」

「えぇ、それでね、色々あるのよ・・泉区のXXX・・・名前はXXXですよ」
特徴ある珍しい名前を言われて記憶が戻るような気がする。
「思い出したかしら・・・そう、そうよ」

もう3年前のことだった。
泉区の外れの場所で店からはかなり遠かったが、物は良さそうだった。
1~2年落ちの家電品が6~7点と家具が数点だった。

おばさんは通販で買うのが趣味のようで、少し試すが直ぐに飽きるらしく倉庫に溜めてしまう。
倉庫がふさがると買取を依頼するというパターンで数度お邪魔したのだった。
そして必ず付け加える言葉。

「主人がいない時に来て欲しいの・・・だから、今度の日曜日よね」