2012/09/24
大前研一のあるHPを読んで気付かされた。
IBMのレノボへのPC事業売却の時の考え方を解説してた。
コモディティー化すると収益が激減してしまうから、先を読んで売却したと。
次に高収益事業に邁進して行くとあった。
過剰供給となれば値段が下落して収益が落ちるし、企業も赤字化してしまう。
カーナビ、PC、白物家電など事例は幾らでもある。
リサイクルショップとして検証すると、俺の店もそれに流されていると感じる。
創業の頃は競争が無いに等しかった。
だから、物も集まったしお客さんも良く来てくれた。
競合店が増えるにしたがって反比例するのを実感している。
あれほど簡単にやれてた商売が年々難しくなり、遂には四苦八苦となっている。
コモディティー化した商売ということかも知れないし、過当競争の真っただ中に埋もれているかも知れない。
当然のように特化したり専門化する店もあるし、巨大化して独占を狙う店もあるし、百花繚乱気味。
廃業した店も相当あったし、現実はなかなか厳しくて、未だに解決方法を探し切れていない。
そして漫然と旧態依然的にダラダラと続けているんだから将来は予想できそうでもある。
それでも繁栄しないまでも潰れない程度に経営することはそれほど難しくはないと感じている。
引越しする人やいらない物って必ずあるから、それを自分の店に如何に集めるかが問題なのだ。
シルクロードを移動するように、物を商品として移動させるのが商売なのだ。
集まらない物を追わずに、集まった物をどのように販売できるかを考える。
コモディティー化に陥らないためには、1点物で希少性を常に追ってみることも必要だ。
コモディティー商品群の中にきら星のように1点物をちりばめる。
実際に実行できるかは俺は分からない。
変な物や珍しい物を厭わずに取り扱うように努める。
どこにもない物があれば、お客さんは喜んで買うだろう。