リサイクル親父の日記

第638話 高齢化の店なんだよなぁ~

2012/10/04

10月になって一気に秋になった。
朝夕も涼しくって長袖でじゃないと寒いし、又は上着があった方が過ごし易い。
あの暑さが終わってから1~2週間経ったので、俺の店もやっと店らしくなったってこと。

メインターゲットがそれなりに戻って来て、少しは賑やかな場合がある。 
気候が穏やかなりお年寄りも出やすくなっていると思う。
常連のお年寄り客がグッと回帰した感じを受ける。

歯医者の帰りの年金暮らしのおじさんはいつものように絵を買った。
裸婦の油絵に満足すると、あれこれ難癖を言って、「・・・買おう」と気どっていた。
ワンボックスカーで乗り付けたおじさんは3人掛けソファーを、「積めるよな」と言って買ってた。

常連のおばちゃん2人はスカーフを巻いて、あれこれ見繕って細々買ってる。
他にも買ったお客さんはいるが、お客さんは全員が俺の寄りも年上ばかりじゃないか。
でも、若者も数人は来たが誰も買ってはいない。

圧倒的にお年寄り客が多くて、若者はほんの一握りだし、買いはしない。
やはり俺の店はお年寄り向けなんだと再確認せざるを得ない。
5~6年前から気づいてはいたが、これほど多かったのか・・・

創業時は商品もゲームを始め何でもあって、老若男女向けだったのは間違いない。
時間が経つにつれ、競争激化に伴い、あれやこれやとカテゴリーが削られてしまってる。
残ってる商品群が現在の店を象徴してるってことだ。

お~~っ、それは俺も歳とってる証拠だよな。
高齢化社会は進んでるけど、店も俺も高齢化してるって、喜ぶべきか悲しむべきか。
長所もある。

この店の運営方法は、俺はリラックスできてるし、続けることにストレスはない。
スマホは持ってないし、使いかとも分かんない。
ケータイは電話が使えればイイっし、情報は新聞とテレビ、それにPCで十分なくらい。

深化進歩するデジタル製品よりも家具や骨董品を扱う方がやり易い。
ひょっとして、店も高齢化してしまったのかな・・・