リサイクル親父の日記

第671話 雪が多くて、不便な所なので・・・

2012/11/16

買取依頼はメールで来る場合もある。
写真添付をしてくれると、品物の状態が分かり易くて査定や判断に助かります。
写真だと思いの外に良く見えたりして、俺は時々勘違いをする。

普通に暮らしてる人が、リサイクルしたいと思って文字で説明するのも難しい時もあるだろう。
俺が知りたいことだけ、品名、傷の有無、購入年月(使用年数)が分かると、それだけでも判断し易い。
そのメールは品名3点だけしか記されてなかった。

そして、返事はメールでと指示があるから、その辺をメールで質問する。
返事は直ぐにあったが、これが又、舌足らずだったから、もう一度メールで質問をする。
メール4~5回のやり取りで何とか状態が分かったので査定を伝えることができた。

「・・・引越しは12月なので、近づいたら、又、連絡します・・・」と末尾のある。
速攻のやり取りだから、きっと急ぎのことだろうと思ったのが拍子抜けした。
しかし、メールでのやりとりも数回続けてると、相手の人柄も想像はできるし、親近感も湧くことになる。

袖触れ合うも多少の縁なのだが、それから2~3日経ったら、その彼女が又してもメールを・・・
「・・面倒なので、直ぐに買取来てもらえますか?・・・」
だから、今、俺はここに買取に来てた。

仙台市青葉区国見という丘の上方部で駅近くの1Kアパート。
「12月引越しでしょ・・早まったんですか?・・・学生さんじゃなかったんですか?」
この地域は学生が非常に多く住んでいるから、年恰好からそう感じた。
「転勤なんですよぉ、新潟に12月だけど・・雪が多いって、みんな言ってるの・・・」
彼女は転勤が相当嫌らしくて、ウンザリしてる。
「だってぇ~高速インターから遠いところで・・・不便なので、雪だし・・・」

豪雪地帯だからどうしようもないが、冬を前に転勤するのが酷いんだろうね。
ピンクのぬいぐるみが数十個立ち並んでいるから、部屋はホンノリと温かみを感じる。
ピンクのカーテンも布団も和めるけど、あ~ぁ、これから厳冬の地に赴くのか。