2012/11/17
一般的には紅葉でしょう。
山間の温泉に紅葉を見に行きながら一泊してなんてね。
山々の雑木の葉が赤や黄色く変わり、大きな絵画的風景はイイもんだ。
幼い時分に田舎育ちだったからかどうかは知らないが、俺は紅葉には特別関心もない。
遊び場の小高い山でも紅葉はあるから、冬を前にして当然のことであり、あるのが自然である。
身近過ぎて見過ごす、あるいは気にも留めないってこと、それに子供の俺は他のことに興味が強かったね。
長じても関心は別のことに向い、年中行事の報道にも飽きもあったろうか。
ここ10年前くらいからだろうか、紅葉って言葉と現象に少し関心が湧いてきてる。
小売商売であり店を空ける訳にもいかないから、行楽どころじゃない。
年中仙台市をトラックで走りまわっていると、季節を景色で感じるようになってきてた、同時に年のせいもある。
骨董品も扱うこともあり書画も手にするから、それこそ自然に四季にもちょっとだけ興味を持つ。
毎年の観賞ポイントが2ヶ所ある。
太白区の茂庭の峠が好きだな、通る都度に葉の変色がグラデーションのようで美しい。
店から1時間ほどかかる場所であり、その辺は出張するのも少し辛いが、紅葉を楽しむのも一興。
仙台駅前から北の方角でNHK前を通って昭和町から泉に達する幹線道路沿い。
片側2車線で中央分離帯もあり、歩道も広くて、両歩道と中央分離帯に銀杏並木が続く。
ちょうど今が最高の見ごろかな。
黄葉、真っ黄色なのだ、少しは薄緑から黄色になりかかってるのもあるが、黄色いトンネルって気がする。
濡れた葉が太陽光に当たってキラキラ輝くと、まるで黄金の光に感じる。
遠景では二等辺三角形の黄色樹木が折り重なって見える。
近づくと、それぞれが円錐形の黄色になり、ボリューム感が横に伸びる。
路上にもチラホラと黄色い扇状の葉の群れが見える。
洋画の世界に入った風に錯覚しちゃう、ロマンチック過ぎてきたな、こりゃいかん。
遠出できない俺の些細な黄葉観賞方法でした。